2017年1月21日 更新

【官能小説】穴という穴から…【後編】

同僚たちと入った店で体をくねらせる女…伸びてくる無数の手、そして…

「これ、あいつらか…!」

はっと気づいた男は、パネルの「触る」を押しました。

すると部屋は一気に暗くなり、さっきまでの女の痴態は消えてしまいました。

しかし手が入るだけの穴が開いたのです。

男は恐る恐る、でも迷うことなく手を入れました。

何も見えませんでしたが、この先にあの淫らな女がいることを確信していた男は、懸命に手を伸ばしました。
「!!」

触った!
指先が柔らかですべすべするものに触れました。

手を動かすと、柔らかな膨らみ…

何と男は一度でおっぱいに触れることに成功したのです。
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女は手に乳首を擦り付けるように当ててきます。

男は乳首を摘み、強弱をつけて揉みしだきます。

次第に硬くなる乳首。

開いた方の手で男は自分の股間を擦りあげました。
女は男の指先を楽しみながら徐々に下へと導いていきます。

女が体をくねらせている姿が見たい…でも見えない…!

その時、他の手が男の手に当たりました。

どうやらこの小部屋は徐々に中心の女に向けて近づいて行っているようでした。

今女の周りには6本の手がいやらしく蠢き、あの裸体を弄んでいるのです。
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男はふと「穴」のボタンが気になりました。

手が出ているこれだって穴じゃないか?

そう思いつつボタンを押すと、手が押し出されるようにして手を出していた穴が閉じ、それよりは細い穴がぽっかりと空いたのです。
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その位置は、明らかにペニスを入れるためのものでした。

「マジかよ…」

男はさらに自分のものをしごいて奮い立たせ、穴に差し込みました。

すると突然生暖かい感触に包まれました。

濡れて、蠢くもの。
「ああ…!」

女の唇に間違いありません。

軟体動物のようなそれは、男のペニスに絡みつき、吸い、しごきます。

視界のないフェラチオがこんなにいいものだとは…!

「うっ…!」

あやうく早々に放出しそうになった男はペニスを口と穴から引き抜き、再びボタンを押しました。
「見る」を押すと、先ほどと同じ明かりが部屋を満たました。


するとそこには、男を除く5本のペニスが穴から伸び、そのペニスと戯れる女のエロティックな姿が映っていたのです。

それぞれ手を添えられている2本のペニス、なめられているペニス、足で撫でられているペニス、そして…すでに女の股間に侵入しているものも。

男たちの体も顔も当然見えません。

見えるのは、全裸になった女と脱ぎ捨てられた赤い下着、そして5本の硬く張り詰めたペニスだけでした。
パネルに表示された残り時間を見ると、すでに10分を切っています。

男は慌てて「穴」ボタンを押し、さっきより少しだけ落ち着きを取り戻したペニスを挿し入れました。

挿れたい…女のあの穴に挿れたい!

壁の穴に入れると、なんと光栄なことに女の股間が迎えてくれました。

ヌラヌラとした肉がペニスをこすりあげます。
そして突然ペニス全体が暖かいぬめりに包まれました。

暖かく、締め付ける…女に侵入したのです。

女は激しく上下に動きます。

まるで女に犯されているかのようでした。

いえ、確かにここにいる男たちは顔もない単なる肉の塊として女に犯されていたのです。
突然また部屋に放送が流れました。

女がイエスといえば、5分間だけ全ての穴が同時に開くとのことでした。

しばらく誰も動く気配もなく静寂が立ち込めました。
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「…イエス…」

かすかに聞こえた瞬間、部屋が明るくなり手を入れる穴も開きました。

元からあったのか今開いたのか、両手が入れられるようになっていました。

目の前にはさっきの5本のペニスばかりか男のも合わせ6本のペニスがそそり立ち、今空いた穴から早速手がねじ込まれています。

ただしマジックミラーになっているのか、男同士の互いの顔は見えません。

女と目が合うこともないので、おそらく女からも見えないのでしょう。
それからの5分間、6本のペニスと12本の手に女は蹂躙され、犯され…いえ、犯し続けました。

全身にドロッドロの精液を浴びた直後に電気が消え、手もペニスも押し出されました。


初めての経験に呆然となりつつも黒服に乞われ小部屋を出ました。

同僚たちは皆放心するものまだ興奮しているもの、様々でした。
店を出る際に、同僚の一人が尋ねました。

「今日の女性はいつもいるんですか?」

すると黒服は不思議そうに答えました。

「いえ…それはわかりません。あのお客様が来たい時に、とだけ…」



なんとあの6本のペニスと12本の手を貪った女性は娼婦ではなかったのです。

一般の素人女性が、男の体だけを求めて来店していたのでした。

最初に「女連れか?」と聞かれたのは、ここは男も女も快楽を求めるだけの客だということだったのです…
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話し終わった男性の周りは一様に静かになっていました。

「あれ、盛り下げちゃったかな?」

しかし私は見ました。

女性も男性も目を潤ませ頬を染め、腰や腿をもじもじと動かしていたのを。

それから慌ただしく彼らは出て行きました。



ゆっくりと男の武勇伝を再現することができたでしょうか…
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LAYLA LAYLA