2017年4月7日 更新

【官能小説】生理中でも…タンポンがある!【前編】

「うそでしょ…」みのりは飛行機の狭いトイレの中でつぶやいた。下着には、生理が始まったことを告げる赤い印がついていた。予定日にはまだ5日ほどあったのに…

「うそでしょ…」

みのりは飛行機の狭いトイレの中でつぶやいた。

下着には、生理が始まったことを告げる赤い印がついていた。

予定日にはまだ5日ほどあったのに…
みのりの仕事は、出張が多い。月の半分以上は地方を飛び回っている。

当然恋人の正憲とも会う時間は少ない。

正憲も出張が多かったり週末に仕事が入ったりするので、タイミングを合わせて休みを取るのはとても難しいのだ。

今日は、付き合って2年の記念日。

幸運なことに正憲は休みが取れ、二ヶ月ぶりに会える。

あと30分で着陸する飛行機を迎えに空港に来てくれているはずだ。

そしてこれからゆっくり食事を楽しんだ後は、二ヶ月分の欲望と愛情をぶつけ合う…はずだった。
なのに生理。

男には二種類いて、整理中でも平気で挿れられる人もいれば、絶対に嫌だと言う人もいる。

正憲は後者。

生理だと絶対挿れない。

みのりは…割と平気だったりするのだけど、嫌がられてまで挿れるわけにはいかない。
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今日を逃すと、次はいつ会えるのか、見当もつかない。

ヤル気満々で、もう今から濡れそうなくらいだったのに…オアズケなんて!

みのりは性欲は強い方で、エッチも大好き。

正憲に会えない間はオナニーも結構している。
でも、おもちゃとかは使ったことがなくて、いつも自分の指でいじっているだけ。

だから奥に、子宮にガンガン当たるほどに突っ込まれてかき回されたかった…

もし触って来たとしても、生理の時は中には指も挿れられないから、触られたとしてもクリトリスだけ。

ああああ…切ない…。
飛行機は定刻に着陸した。

出口には、ガラス越しにひらひら手を振っている正憲の姿が見えた。

今日のディナーのためだろうか、ちょっときれい目な格好でジャケットも着ている。

その姿を見ただけでキュンとあそこがヒクついた。

でも、みのりのソコのはタンポンがしっかりと栓をしていた。
「お待たせ!」

預け荷物を受け取り、ようやく正憲の元へ駆け寄る。

毎日のようにスマホで顔を見ながら話しても、やっぱりホンモノとは全然違う。

人目も気にせずギュッと抱きついた。

正憲も抱きしめてくれる。
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お腹に、かすかに膨らんだものが当たる。

あ…

正憲は慌ててカラダを離した。

「いこうぜ、腹減ってる?」

正憲も、私のこと欲しがってる…

なのに生理なんて…

がっくりしながら、キャリーを持って歩き出した正憲の後を追った。
前からみのりが気になっていたレストランで2年目の記念日を祝う。

料理に合わせてワインを選んでもらい、デザートの頃にはすっかり酔っていた。

お酒に強い正憲はまだ飲み足りないくらいでボトルを空にしていた。

テーブルの上で、みのりの指に手を絡める。

男にしては細い指が、いやらしく動く。
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「みのりもう飲めないっしょ。次行かずにウチくる?」

飲めないとかどうとかより、アルコールも入ったみのりの体は、もう疼いてしょうがなかった。

早く抱き合いたい…ああでも生理…言わないと…

でも生理だって言ったら何も触られたりしないままフェラして終わったりとか…嫌だ!

みのりはギリギリまで黙っておくことにした。
荷物もあるし、二人はタクシーを拾った。

後部シートに二人並んで座ると、正憲が腰に手を回してくる。

もうその指先から電気でも出ているのかと思うほどにみのりの体はビリビリと反応した。

腰骨をなぞり、お尻を撫でる。

ゆっくりとした指の動きがいやらしい。

タンポンをしていてもとろりと濡れてあそこがほぐれてきているのを感じた。
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家に着いた。

正憲のマンションは、いつも通りにきれいに片付いている。

とにかくものが少ないのだ。

綺麗好きなたちらしく、突然訪れた時も散らかっていたことは一度もない。
鍵を閉めると、後ろから正憲が抱きしめてきた。

うなじに唇を押し当てる。

首筋から耳にかけてがとても敏感なみのりは、もう切ない声が漏れていた。

でも…このままエッチに流れ込んだらまずい!
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LAYLA LAYLA