私が高校生だった時の話です。
私の高校は「必ず部活動に所属しなくてはならない」という暗黙のルールがあったため幽霊部員として部活動に所属していました。
もちろん幽霊部員の私は1度も部活動に参加したことはありません。
高校生ということもありアルバイトができるのでアルバイトを週に何日か入れる生活をしていました。
当時付き合っていた彼氏とは学校が別々だったのですが、同じ交通機関のため彼氏が部活動に入っていたこともあり時間が合う時は
一緒に登校したり下校したりしていました。
そんなある日の下校時、彼氏は部活動で一緒に下校することはできず、私も普段よりも少し早い時間にアルバイトが入っていたため急いでアルバイト先に向かいました。
ちなみにアルバイト開始時間まで1時間半しかなく、学校からアルバイト先まで1時間弱かかるところだったため遅刻しないように常に小走りで行動していました。
車両の中は座れるくらい空いていましたが、急いでいることもあり座らずに立ったまま普段交通機関として利用している電車に乗って自宅付近のアルバイト先に向かっていると、
立っている私に30代半ば位の男性がボソボソと小さい声で何か言いながら近づいてきました。
「気持ち悪いな」と思った私は立つことを辞めて近くに居たサラリーマンの横に座ることにしました。
するとその男性が私の隣に座ってきたのです。
隣に座ってきてからは小さな声でボソボソという事はなく「私の勘違いだったのかな?」と思い
降りる駅まで座って過ごすことにしました。
するとその男性が私の肩に手を回しだしたのです。(腕枕をされるような感じです)
「さすがにこれは変な人だ!」と思った私は何事もなかったかのように隣のサラリーマンの方に近寄りました。
するとその男性も再び私に近づきまた肩に手を回してきたのです。
こんな事をされたのは初めてだったため怖くて手と足が震えてしまい動くことができなくなってしまいました。
アルバイトに間に合うように急いで電車に乗ったため、普段よりも1本早い電車に乗ることはできましたが、
1本早い電車だったということもあり普段だったら学生が溢れ返っている車両もこの日ばかりはほとんど学生は居なく
スカスカでした。
怖くて動けなくなってしまったので「誰かに助けを求めよう」と思い声を出そうとしても恐怖で中々声が出ず
助けを求めることができませんでした。
それを見た男は私の肩を持つ手がギュッと強くなりました。
私は怖くて怖くてどうすることもできず隣に座っているサラリーマンの事をじっと見て
サラリーマンに助けを求めました。
ですが見て見ぬふりをされ、立ち去られてしまいました。
周囲の人に目で助けを求めてもやはり見て見ぬふりをされました。
勇気を振りしぼって降りるはずではない次の駅で降りることを決めました。
次の駅に着き私の肩に回っていた男の手を振り払いダッシュで女子トイレに逃げこみました。
逃げ込んだものの足と手が見たことのない位震えていました。
でもあの男から逃げられた安心感から頭の中がなんだかボーっとしてしまいました。
そして数分後あの男が女子トイレの前に来て「お姉ちゃん居ないのー?」という声が聞こえました。
最悪な事に女子トイレには誰も居ません。
万が一あの男が入ってきたら…という事を考えたら怖くてまた手と足の震えが起きてしまいました。
でも「ここで出て行ってしまったらまた同じことを繰り返されてしまう」と思いバイトの時間を気にしながら
息を殺すようにトイレに隠れました。
するとあの男は居なくなったようで、私はダッシュで再び電車に乗ってバイト先に向かいました。
アルバイト開始時間前にはなんとか到着することができましたが、この痴漢があってから
交通機関の利用が怖くなり、現在では必要最低限しか電車に乗らなくなりました。
(20代後半 ぴーん☆さん)
私の高校は「必ず部活動に所属しなくてはならない」という暗黙のルールがあったため幽霊部員として部活動に所属していました。
もちろん幽霊部員の私は1度も部活動に参加したことはありません。
高校生ということもありアルバイトができるのでアルバイトを週に何日か入れる生活をしていました。
当時付き合っていた彼氏とは学校が別々だったのですが、同じ交通機関のため彼氏が部活動に入っていたこともあり時間が合う時は
一緒に登校したり下校したりしていました。
そんなある日の下校時、彼氏は部活動で一緒に下校することはできず、私も普段よりも少し早い時間にアルバイトが入っていたため急いでアルバイト先に向かいました。
ちなみにアルバイト開始時間まで1時間半しかなく、学校からアルバイト先まで1時間弱かかるところだったため遅刻しないように常に小走りで行動していました。
車両の中は座れるくらい空いていましたが、急いでいることもあり座らずに立ったまま普段交通機関として利用している電車に乗って自宅付近のアルバイト先に向かっていると、
立っている私に30代半ば位の男性がボソボソと小さい声で何か言いながら近づいてきました。
「気持ち悪いな」と思った私は立つことを辞めて近くに居たサラリーマンの横に座ることにしました。
するとその男性が私の隣に座ってきたのです。
隣に座ってきてからは小さな声でボソボソという事はなく「私の勘違いだったのかな?」と思い
降りる駅まで座って過ごすことにしました。
するとその男性が私の肩に手を回しだしたのです。(腕枕をされるような感じです)
「さすがにこれは変な人だ!」と思った私は何事もなかったかのように隣のサラリーマンの方に近寄りました。
するとその男性も再び私に近づきまた肩に手を回してきたのです。
こんな事をされたのは初めてだったため怖くて手と足が震えてしまい動くことができなくなってしまいました。
アルバイトに間に合うように急いで電車に乗ったため、普段よりも1本早い電車に乗ることはできましたが、
1本早い電車だったということもあり普段だったら学生が溢れ返っている車両もこの日ばかりはほとんど学生は居なく
スカスカでした。
怖くて動けなくなってしまったので「誰かに助けを求めよう」と思い声を出そうとしても恐怖で中々声が出ず
助けを求めることができませんでした。
それを見た男は私の肩を持つ手がギュッと強くなりました。
私は怖くて怖くてどうすることもできず隣に座っているサラリーマンの事をじっと見て
サラリーマンに助けを求めました。
ですが見て見ぬふりをされ、立ち去られてしまいました。
周囲の人に目で助けを求めてもやはり見て見ぬふりをされました。
勇気を振りしぼって降りるはずではない次の駅で降りることを決めました。
次の駅に着き私の肩に回っていた男の手を振り払いダッシュで女子トイレに逃げこみました。
逃げ込んだものの足と手が見たことのない位震えていました。
でもあの男から逃げられた安心感から頭の中がなんだかボーっとしてしまいました。
そして数分後あの男が女子トイレの前に来て「お姉ちゃん居ないのー?」という声が聞こえました。
最悪な事に女子トイレには誰も居ません。
万が一あの男が入ってきたら…という事を考えたら怖くてまた手と足の震えが起きてしまいました。
でも「ここで出て行ってしまったらまた同じことを繰り返されてしまう」と思いバイトの時間を気にしながら
息を殺すようにトイレに隠れました。
するとあの男は居なくなったようで、私はダッシュで再び電車に乗ってバイト先に向かいました。
アルバイト開始時間前にはなんとか到着することができましたが、この痴漢があってから
交通機関の利用が怖くなり、現在では必要最低限しか電車に乗らなくなりました。
(20代後半 ぴーん☆さん)
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