2017年10月7日 更新

【官能小説】家庭教師との恋愛事情 <3>

家庭教師が教えてくれたのは試験に必要なノウハウだけではなかった。しかし、堂々と交際することができない現状にシズカは少しモヤモヤしていた。諦めようとしたその時、家庭教師の男性は思わぬ行動に出た。

家庭教師が教えてくれたのは試験に必要なノウハウだけではなかった。しかし、堂々と交際することができない現状にシズカは少しモヤモヤしていた。

諦めようとしたその時、家庭教師の男性は思わぬ行動に出た。

ノック

シズカの母親は再びシズカの部屋をノックした。「はーい♪」と明るい声が聞こえる。シズカの母親は内心、少し心配していた。

ドアを開けると2人はしっかりと机に向かっており、同時に母親の方を振り向いた。「まぁ、こんなに真剣な姿、初めてかもしれないわ。」シズカの母親は嬉しそうに微笑む。

「先生、とても丁寧に教えてくれるの!これなら次の試験に受かりそう!」シズカも明るく答えた。「楽しみね!」シズカの母親は珈琲のおかわりを入れると静かに去っていった。
「これからも勉強に集中できなくなった時はちゃんと言うんだよ。」家庭教師の男性は優しくシズカへ囁いた。「はい…。」シズカは頬を染める。

そして思い切って聞いてみることにした。「あの、どの生徒さんにも同じようにしているのですか?」シズカは上目使いで家庭教師の男性を見つめる。

家庭教師はスッと背筋を伸ばし、「いや、君だけだよ。本当に。」と言った。ますますシズカの顔が赤くなる。「私、勉強をもっと頑張ります!」
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その後も週に1回のペースで家庭教師は訪れた。そして、母親の目を盗んでは二人で愛し合った。しかし、シズカには心に引っ掛かるものがあった。

「本当に私だけなのかな。」深く考えたくはないシズカだったが、とうとう話に集中できなくなってしまった。「大丈夫?今日は具合でも悪い?」家庭教師は心配そうにシズカの顔を見る。

「いえ、体調は問題ないです。ただ…。」「またムラムラしてきたの?」家庭教師の男性はシズカの太ももを摩った。「やめてください!」シズカは思わず彼の手を振り払ってしまった。
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そして、シズカの目からは涙がこぼれ落ちた。「やっぱり、私たちって体だけの関係なんですよね?私はただの生徒のひとりなんですよね?」シズカはしくしくと泣いている。

家庭教師の男性は微笑みながらシズカの頭をそっと撫でた。

「そんなことを心配していたのか。大丈夫、試験が終わったら分かるよ。今はこうしていないといけないだけなんだ。」そう言って静かに優しくキスをした。

試験

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いよいよ試験当日となった。しかし、不思議とシズカには嫌な緊張はなかった。始まりの合図が鳴り、皆が一斉に鉛筆を動かす。シズカは今までにないほど集中できた。試験が終わり、あとは合格を待つだけだ。

「全てが終わったんだな…。」
シズカはそっとため息をついた。

会場を出てブラブラと歩いていると見たことのある人の姿があった。
家庭教師の男性だ。

「どうだった?」

「なんとか出来た気がします。」
シズカは少し頬を染めた。

「それは良かった。」

家庭教師の男性はシズカの手を握った。
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「試験に合格したら、きちんと交際しよう。」

シズカは家庭教師の言葉にきょとんとした。

「お母さんはビックリするだろうけど。」

クールな家庭教師は爽やかな笑顔を見せる。

「え…?」

シズカはそれしか言えなった。
数日後、合格通知が届いた。
シズカは家庭教師の彼に急いで連絡を入れた。

そして、彼とホテルで待ち合わせをして激しく抱き合った。
安堵感と開放感がシズカの快感を高める。

「好き。」シズカは喘ぎながら言った。

「好きだよ。」家庭教師の男性も直ぐに返事をする。

二人は今まで以上に激しいセックスをした。


そして3年後、二人は入籍することになった。
母親はもちろんビックリしていたが、私の息子になってくれるならととても喜んでいる。
もうすぐ孫もできる予定だ。


終わり
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