2017年1月10日 更新

気がつけば3P 【前編】

今日は、大学生結花のお話。 仲のいい仲間たちといつものように家飲みをしていたある夜、気づけば19歳の結花は初めての3P体験をしてしまっていました…セフレと、そしてもう一人のあの人と…

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今日は、大学生結花のお話。
仲のいい仲間たちといつものように家飲みをしていたある夜、気づけば19歳の結花は初めての3P体験をしてしまっていました…セフレと、そしてもう一人のあの人と…
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「今日も巧んちに集合な!適当に持ち寄って19時くらいでー」

金曜の学食。一番込み合う12時45分、結花はAランチ目当ての行列の中にいた。
声をかけた圭介はおそらく2限目が空いていたのだろう、早々に食事を終えて学食を出て行った。
早く週末を迎えたい金曜に限って結花は5限までみっちり詰まっている。昼食後の3限も遅刻にうるさい教授の講義だ。ランチを受け取ると、急いで空いてる席を探してキョロキョロ見回した。
「結花!こっちだよ!」

声のする方を振り返ると、巧とその彼女の玲子が手を振っている。窓際三人席の丸テーブル。一席空いているようだ。

「ありがと!助かったよ。」
結花が席に着くと、二人は食べ終える頃だった。

「今日も巧んちだって?いいの?せっかくの金曜。しかも月曜まで連休じゃん。」

コーンポタージュを飲んで結花が言うと、口を拭いていた玲子が残念そうに言った。
「そーなの。せっかくの連休なんだけど、わたし今から実家に帰らなきゃいけなくってね。」

「実家?どこだっけ、広島?」

巧が代わりに頷いた。
「兄貴の見合いだってさ。」

見合いって妹まで参加するもんだっけ?

でも玲子とはそこまで親しいわけじゃないし、ふーんと言っておいた。
「だから巧一人じゃ寂しいだろうし、結花ちゃんよろしくねー」

どきっとしてサラダを食べる手が止まった。

「みんなで騒いで楽しい連休過ごしてよー。」
ああ、そういうことか。よかった。

玲子は知らないはず。気づいてないはず。たぶん…

玲子は人目も気にせず巧にキスし、ターコイズブルーのスーツケースを引いて学食を出て行った。
「ちょっとどきっとしちゃったよ。」

言いながら巧はスプーンで食べ終わったカレーの皿をこすっている。

「ね。」
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チキンカツを切りながら上目遣いに巧を見た。

巧もこちらを見ている。

長くなった髪の間から鋭い目が覗く、ちょっとセクシーな、いい男。

でも彼氏にはしたくない、いい男。
「結花週末空いてんの?」

テーブルの下でコツンと足を蹴られた。目は誘っている。この昼間の学食で。

「空いてるといえば空いてるけど、空いてないといえば空いてない。」
「なんだよそれ。いーじゃん会おうぜ。俺はいつでもいいぜ。」

足先が膝の内側に触れる。ちょっと。
「…今日誰が来るの?19時くらいでしょ?」

周りの人を気にして話題を変えた。みんな周りのことなんか気にしていないようだが、人の噂話はすぐ広まるもの。面倒なことになりたくない。
「誰が来るのかは俺も知らない。圭介なら知ってるんじゃね?」

膝から更に奥へ侵入しようとする足。

さすがに結花は膝を閉じて巧の足を追い出した。
まあ大体いつものメンバーだろう。みちる、直美、泰子ちゃん、正人、圭介。それに巧と玲子、そして私。この8人は、1年の頃からなんとなく仲間だ。

学科もバラバラだけど、なんとなくこうやって時々集まって家飲みする。そうしてる間に玲子と巧がくっついたんだけど。
でもこういう仲間内でくっつくと面倒なんだよね、ってかその巧とセフレな私がもっと面倒か?…


「…お前時間大丈夫なの?3限遅刻まずいんじゃない?」

「えっ!?」
まずい、あと5分しかない。

急いで食べると、席を立った。

「ごめん巧、トレー返却お願い!」
「…メールするよ。1貸しな。」

ニヤリと笑う巧は、それでもいい男だ。それだけでちょっと濡れてしまうくらいに。

貸しの分は何をするんだろ、私たち…

エッチなことに貪欲な結花は、浮かんだ妄想に蓋をして講義室に急いだ。 
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LAYLA LAYLA