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今日は、大学生結花のお話。
仲のいい仲間たちといつものように家飲みをしていたある夜、気づけば19歳の結花は初めての3P体験をしてしまっていました…セフレと、そしてもう一人のあの人と…
仲のいい仲間たちといつものように家飲みをしていたある夜、気づけば19歳の結花は初めての3P体験をしてしまっていました…セフレと、そしてもう一人のあの人と…
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「今日も巧んちに集合な!適当に持ち寄って19時くらいでー」
金曜の学食。一番込み合う12時45分、結花はAランチ目当ての行列の中にいた。
金曜の学食。一番込み合う12時45分、結花はAランチ目当ての行列の中にいた。
声をかけた圭介はおそらく2限目が空いていたのだろう、早々に食事を終えて学食を出て行った。
早く週末を迎えたい金曜に限って結花は5限までみっちり詰まっている。昼食後の3限も遅刻にうるさい教授の講義だ。ランチを受け取ると、急いで空いてる席を探してキョロキョロ見回した。
早く週末を迎えたい金曜に限って結花は5限までみっちり詰まっている。昼食後の3限も遅刻にうるさい教授の講義だ。ランチを受け取ると、急いで空いてる席を探してキョロキョロ見回した。
「結花!こっちだよ!」
声のする方を振り返ると、巧とその彼女の玲子が手を振っている。窓際三人席の丸テーブル。一席空いているようだ。
「ありがと!助かったよ。」
声のする方を振り返ると、巧とその彼女の玲子が手を振っている。窓際三人席の丸テーブル。一席空いているようだ。
「ありがと!助かったよ。」
結花が席に着くと、二人は食べ終える頃だった。
「今日も巧んちだって?いいの?せっかくの金曜。しかも月曜まで連休じゃん。」
コーンポタージュを飲んで結花が言うと、口を拭いていた玲子が残念そうに言った。
「今日も巧んちだって?いいの?せっかくの金曜。しかも月曜まで連休じゃん。」
コーンポタージュを飲んで結花が言うと、口を拭いていた玲子が残念そうに言った。
「そーなの。せっかくの連休なんだけど、わたし今から実家に帰らなきゃいけなくってね。」
「実家?どこだっけ、広島?」
巧が代わりに頷いた。
「実家?どこだっけ、広島?」
巧が代わりに頷いた。
「兄貴の見合いだってさ。」
見合いって妹まで参加するもんだっけ?
でも玲子とはそこまで親しいわけじゃないし、ふーんと言っておいた。
見合いって妹まで参加するもんだっけ?
でも玲子とはそこまで親しいわけじゃないし、ふーんと言っておいた。
「だから巧一人じゃ寂しいだろうし、結花ちゃんよろしくねー」
どきっとしてサラダを食べる手が止まった。
「みんなで騒いで楽しい連休過ごしてよー。」
どきっとしてサラダを食べる手が止まった。
「みんなで騒いで楽しい連休過ごしてよー。」
ああ、そういうことか。よかった。
玲子は知らないはず。気づいてないはず。たぶん…
玲子は人目も気にせず巧にキスし、ターコイズブルーのスーツケースを引いて学食を出て行った。
玲子は知らないはず。気づいてないはず。たぶん…
玲子は人目も気にせず巧にキスし、ターコイズブルーのスーツケースを引いて学食を出て行った。
「ちょっとどきっとしちゃったよ。」
言いながら巧はスプーンで食べ終わったカレーの皿をこすっている。
「ね。」
言いながら巧はスプーンで食べ終わったカレーの皿をこすっている。
「ね。」
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チキンカツを切りながら上目遣いに巧を見た。
巧もこちらを見ている。
長くなった髪の間から鋭い目が覗く、ちょっとセクシーな、いい男。
でも彼氏にはしたくない、いい男。
巧もこちらを見ている。
長くなった髪の間から鋭い目が覗く、ちょっとセクシーな、いい男。
でも彼氏にはしたくない、いい男。
「結花週末空いてんの?」
テーブルの下でコツンと足を蹴られた。目は誘っている。この昼間の学食で。
「空いてるといえば空いてるけど、空いてないといえば空いてない。」
テーブルの下でコツンと足を蹴られた。目は誘っている。この昼間の学食で。
「空いてるといえば空いてるけど、空いてないといえば空いてない。」
「なんだよそれ。いーじゃん会おうぜ。俺はいつでもいいぜ。」
足先が膝の内側に触れる。ちょっと。
足先が膝の内側に触れる。ちょっと。
「…今日誰が来るの?19時くらいでしょ?」
周りの人を気にして話題を変えた。みんな周りのことなんか気にしていないようだが、人の噂話はすぐ広まるもの。面倒なことになりたくない。
周りの人を気にして話題を変えた。みんな周りのことなんか気にしていないようだが、人の噂話はすぐ広まるもの。面倒なことになりたくない。
「誰が来るのかは俺も知らない。圭介なら知ってるんじゃね?」
膝から更に奥へ侵入しようとする足。
さすがに結花は膝を閉じて巧の足を追い出した。
膝から更に奥へ侵入しようとする足。
さすがに結花は膝を閉じて巧の足を追い出した。
まあ大体いつものメンバーだろう。みちる、直美、泰子ちゃん、正人、圭介。それに巧と玲子、そして私。この8人は、1年の頃からなんとなく仲間だ。
学科もバラバラだけど、なんとなくこうやって時々集まって家飲みする。そうしてる間に玲子と巧がくっついたんだけど。
学科もバラバラだけど、なんとなくこうやって時々集まって家飲みする。そうしてる間に玲子と巧がくっついたんだけど。
でもこういう仲間内でくっつくと面倒なんだよね、ってかその巧とセフレな私がもっと面倒か?…
「…お前時間大丈夫なの?3限遅刻まずいんじゃない?」
「えっ!?」
「…お前時間大丈夫なの?3限遅刻まずいんじゃない?」
「えっ!?」
まずい、あと5分しかない。
急いで食べると、席を立った。
「ごめん巧、トレー返却お願い!」
急いで食べると、席を立った。
「ごめん巧、トレー返却お願い!」
「…メールするよ。1貸しな。」
ニヤリと笑う巧は、それでもいい男だ。それだけでちょっと濡れてしまうくらいに。
貸しの分は何をするんだろ、私たち…
エッチなことに貪欲な結花は、浮かんだ妄想に蓋をして講義室に急いだ。
ニヤリと笑う巧は、それでもいい男だ。それだけでちょっと濡れてしまうくらいに。
貸しの分は何をするんだろ、私たち…
エッチなことに貪欲な結花は、浮かんだ妄想に蓋をして講義室に急いだ。
⇒ 気がつけば3P 【中編】へ続く。
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