1月の終わり、寒い夜のこと。
「ねえねえ、智也、知ってた?女が男の人にチョコ送るのって日本だけなんだって!」
ソファでパソコンをのぞいていた梨花が顔を上げて言った。
「は?なんの話?」
キッチンから智也は答えた。
「ねえねえ、智也、知ってた?女が男の人にチョコ送るのって日本だけなんだって!」
ソファでパソコンをのぞいていた梨花が顔を上げて言った。
「は?なんの話?」
キッチンから智也は答えた。
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「バレンタイン!アメリカとかヨーロッパとかは、男の人が女の人にプレゼントするらしいよ。お花とか、チョコとか、ジュエリーとか!」
「ふーん。でも俺たち日本人。ここ日本。ね、チョコちょーだい。俺甘いの好きよ。」
そう言っていつもの智也の係り、食後のコーヒーを渡してくれた。
「ふーん。でも俺たち日本人。ここ日本。ね、チョコちょーだい。俺甘いの好きよ。」
そう言っていつもの智也の係り、食後のコーヒーを渡してくれた。
「今日はキャラメルラテにした。どう?」
「うん、美味しい。でもほらここみて、『外国人と過ごすバレンタインはロマンチック』だって!私もこんなのされてみたいなあぁー。」
と言ってちらっと智也を見る梨花。
パソコンの画面には、大きなバラの花束を抱えた白人の男が映っている。
「うん、美味しい。でもほらここみて、『外国人と過ごすバレンタインはロマンチック』だって!私もこんなのされてみたいなあぁー。」
と言ってちらっと智也を見る梨花。
パソコンの画面には、大きなバラの花束を抱えた白人の男が映っている。
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「これ日本でするとケッコー恥ずかしいと思うけど。」
「もー恥ずかしいとかじゃなくってさ。『梨花を喜ばせたい!』とかないの?」
そう言って梨花はブラウザを閉じた。
「ん…考えとくよ…」
智也はそんなロマンチックなことより、今この目の前にあるニットを脱がせて早くその白いおっぱいに顔を埋めたかった。
「もー恥ずかしいとかじゃなくってさ。『梨花を喜ばせたい!』とかないの?」
そう言って梨花はブラウザを閉じた。
「ん…考えとくよ…」
智也はそんなロマンチックなことより、今この目の前にあるニットを脱がせて早くその白いおっぱいに顔を埋めたかった。
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バレンタイン当日。
仕事帰りに二人は待ち合わせた。
食事をして、今日はホテルにお泊まり予定だった。
美味しいイタリアンに満足して、二人ともワインでほろ酔い気分でレストランを出た。
いつもはちょっといいホテルを取ってくれる智也が、今日はラブホに行きたいという。
せっかくのバレンタインにラブホー?と思ったけれど、梨花は渋々頷いた。
仕事帰りに二人は待ち合わせた。
食事をして、今日はホテルにお泊まり予定だった。
美味しいイタリアンに満足して、二人ともワインでほろ酔い気分でレストランを出た。
いつもはちょっといいホテルを取ってくれる智也が、今日はラブホに行きたいという。
せっかくのバレンタインにラブホー?と思ったけれど、梨花は渋々頷いた。
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ラブホに入ると、梨花は悩みに悩んで買ったチョコレートを渡した。
最近日本に進出したというフランスのショコラティエのバレンタインボックス。
「ありがとう」
にっこり笑って智也は受け取り、早速包みを開けた。
「一緒に食べよう」
それから一つづつ半分こにしながらチョコを食べた。
最近日本に進出したというフランスのショコラティエのバレンタインボックス。
「ありがとう」
にっこり笑って智也は受け取り、早速包みを開けた。
「一緒に食べよう」
それから一つづつ半分こにしながらチョコを食べた。
そして、智也がおもむろに言った。
「今日は俺からもプレゼントがあるんだ。」
「えっ?」
梨花はまさかのロマンチックな展開かと胸をときめかせた。
智也がバッグから取り出したのは、ガラスのケースに入ったブリザードフラワー。
赤とピンクでまとめられた花は、今つみたてのように生き生きしていた。
「今日は俺からもプレゼントがあるんだ。」
「えっ?」
梨花はまさかのロマンチックな展開かと胸をときめかせた。
智也がバッグから取り出したのは、ガラスのケースに入ったブリザードフラワー。
赤とピンクでまとめられた花は、今つみたてのように生き生きしていた。
「素敵!」
このあいだの話を聞いてくれてたんだ…!
嬉しい…抱きついてキスをした。
「ありがとう、智也!」
「花束抱えて歩くのはちょっとあれだったんだけど、ほらこれなら長く飾れるしと思って。」
それでも照れるのか、ちょっと赤くなりながら智也は言った。
このあいだの話を聞いてくれてたんだ…!
嬉しい…抱きついてキスをした。
「ありがとう、智也!」
「花束抱えて歩くのはちょっとあれだったんだけど、ほらこれなら長く飾れるしと思って。」
それでも照れるのか、ちょっと赤くなりながら智也は言った。
「それとね、もう一つ…」
「え?」
「俺からも、チョコを贈りたいと思って。」
そう言ってバッグに手を伸ばす。
出てきたのは…なんだかちょっと怪しい紫と黒の包み。
「え?」
「俺からも、チョコを贈りたいと思って。」
そう言ってバッグに手を伸ばす。
出てきたのは…なんだかちょっと怪しい紫と黒の包み。
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「見たことないラッピング…なんかセクシーだね。どこの?」
そう言って梨花は差し出された包みを眺める。
「開けて見て。」
「うん、ありがとう。」
包みの中に入っていたのは…ボディ用のチョコだった。
そう言って梨花は差し出された包みを眺める。
「開けて見て。」
「うん、ありがとう。」
包みの中に入っていたのは…ボディ用のチョコだった。
「え、これ…なに…?」
「チョコだよ。体にぬれるし、もちろん食べられる。」
智也はニヤニヤ笑ってる。
「カラダにぬれるって…え、チョコ塗るの??」
「そ。梨花のカラダに塗って、俺が食べるし、俺の体に塗って、梨花が食べる。食べるっていうより…なめとる?」
「チョコだよ。体にぬれるし、もちろん食べられる。」
智也はニヤニヤ笑ってる。
「カラダにぬれるって…え、チョコ塗るの??」
「そ。梨花のカラダに塗って、俺が食べるし、俺の体に塗って、梨花が食べる。食べるっていうより…なめとる?」
二人は普通のセックス以外したことがなかった。
梨花は経験も少ないので、こんなことをするなんて思っても見なかった。
でも…嫌だとは思わなかった。
「だからラブホって言ったの?汚れちゃうから?」
「そ、ここならお風呂も広いしマットもあるし。もしベッド汚れても…まあ許してもらえるかと。」
なんだか恥ずかしい。マットって…
梨花は経験も少ないので、こんなことをするなんて思っても見なかった。
でも…嫌だとは思わなかった。
「だからラブホって言ったの?汚れちゃうから?」
「そ、ここならお風呂も広いしマットもあるし。もしベッド汚れても…まあ許してもらえるかと。」
なんだか恥ずかしい。マットって…
「先にシャワー浴びる?それとも一緒に入る?」
「あ、じゃあ先行く…ちょっとしてから…きてね。」
「りょーかい。」
バスルームに行くと、確かに銀色に光るマットが立てかけてあった。
ビートでも見かけそうなやつ。でも大きい。
「あ、じゃあ先行く…ちょっとしてから…きてね。」
「りょーかい。」
バスルームに行くと、確かに銀色に光るマットが立てかけてあった。
ビートでも見かけそうなやつ。でも大きい。
その上でチョコまみれな自分を想像しながら、手早くシャワーを浴びた。
「いいよー。」
梨花が呼ぶと、間も無く智也が入ってきた。
細マッチョな、男らしい体。
「いいよー。」
梨花が呼ぶと、間も無く智也が入ってきた。
細マッチョな、男らしい体。
⇒【官能小説】バレンタインはチョコにまみれて【中編】は、こちらから
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