禁断の恋・4股の悲劇[後編]

⇒ 禁断の恋・4股の悲劇[前編]は、こちらから

今までどちらかと言うと、生理の時の出血は少なめ

3～4日で終わるタイプの私。

ところが、友人と一夜を過ごした3日後頃から

毎日不正血が出るように。

今だけかな？と様子を見ていましたが、

なんだか治る様子もなく、生理なのか不正出血なのかも分からない

そんな毎日が1ヶ月ほど続きました。

私は、産婦人科へ行って説明をし止血止めをもらいました。

止血止めを飲むと、1週間は不正出血はおさまりましたが、

また出てきて、毎日気持ちの悪い日々…

友人とエッチをする度に出血が気になり、

楽しめなくなりました。

止血止めを貰ったまた1ヶ月後産婦人科へ行きました。

先生「何故でしょうね。ホルモンのバランスが崩れてるかもしれません。ピルを服用してみましょうか？」

ピルか～…癖になるって聞くしあんまり飲みたくないけどな。

そう思いながらも、やはり気になるので

ピルを飲み始めました。

2週間分飲み様子を見ていると、

飲んでいる間は不正出血もなく

エッチも楽しく出来ました。

薬のおかげかな？

これを気に治ればいいな。

そしてピルは飲み終わり、

1ヶ月ほどおさまりました。

治った治った！

安心していたある日…

また不正出血…

もお、毎日気持ちの悪い日々だけど

今エッチするのは友人だけだし

友人は気にしないよと言ってくれる。

なんだかしんどくなってきて、

少しの間不正出血のまま過ごしていました。

ところが、あそこが痒くなり

なんか病気かな～…

変な病気で友人に疑われるのも嫌なので、言えませんでした。

痒さは治らず、また私は産婦人科へ向かいました。

先生「クラミジアですね」

私「え？私今何にもしてないけど？なんで？今までの不正出血もクラミジア？」

先生「いえ、きっと少しの傷から、ホルモンバランスの崩れで炎症を起こしやすくなり、さらにその事によって面膜も弱まり、膣炎を起こしやすくなってしまったのでしょう。
そして不特定多数の方と性行為でクラミジアになったのでしょうね。」

私「え？性病ってわけですか？」

先生「そうですね」

そう言い先生は何故か私を軽蔑する目で見てきました。

ここ何ヶ月、友人としかしてないし！

友人は私とエッチをする前に、性病の検査してて問題ないって言って、

私と居だして浮気する時間もないし…

なんなの？！

私は複雑な心境になりました。

先生「特定の相手がいるなら、きっとピンポン形式で病気の移しあいになっているので、
相手の方にも薬を飲んでもらわないといけません。」

マジか～…

私は友人になんと言おう、怪しまれないようになんて言えばいいか

ずっと考えていました。

その晩、私は友人に

「あのね、私の今までの不正出血は膣炎って言って
面膜が弱くなってしまってるみたい。
その血があんたにもついてるわけだから、
炎症した血が着くのは良くない事で、あんたにも何かバイキンが入っちゃったらいけないから、
一緒にバイキンやっつける薬飲んでくれない？」

なんだか子供騙しのような説明を私はしました。(笑)

友人は、素直にその言葉を理解したようで

薬を飲んでくれました。

これを機に、不正出血も止まり

何もなく正常に生理が来る日々を送り始めました。

そして入籍2週間前。

友人は仕事を終え帰ってきました。

私「おかえり」

友人「おい、お前。性病だったんだろ！
お前、俺の他に誰とやってたんだよ！
俺にうつしやがって！
汚ねーわ！
もお別れよう。
お前とは無理だ、出て行け。」

私「ちょ、ちょっと待って？なんで？違うよ？説明したじゃん！
私の面膜が弱くなってるんだよ！」

友人「そんなの信じられねー。連れから聞いたんだよ。パートナーも薬を飲む病気は性病しかないだろって。」

私「私を信じてくれないの？！」

友人「お前の言う事なんて何も信じられない。出て行け。」

私「入籍は？！一緒に生きていこうって決めたじゃん！本当に違うのに！」

友人「取りやめ。今までの事は無しってことで。さようなら～」

私自身不思議に思っていて、納得の行かない別れ。

なんで今更性病に？

性病でも、私自身からの発祥かもしれないのに。

でもそんな事は友人には通用しない、たったその性病という言葉一つ耳に入ったとたんに

別れを告げる。

そこまでだったのかと、

今までのツケが回ってきたのかと、

思い諦めるしかないのかと私は無理やり、

自分を納得させました。

それからというもの、友人に追い出され

その後も、どうやら面膜が弱まったせいで

コンビニの汚いトイレで、除菌をしてから用を足しても

不正出血。

すこしオシッコを我慢すると、膀胱炎。

私は、バイキンが気になり、毎日2～3回はお風呂に入るように。

すると洗い過ぎでの、炎症。

私は、すべてはあの4股が原因だったのだと確信しました。

あの時は平気で、お風呂にはいらず生で、外で

洗ってもいないハンドルをにぎった手で

そんなエッチを4人として。

せめてでもゴムを付けてたら、

せめてでも手を洗っていたら、

私の体がこんな事にはならなかったであろう。

ま、後悔はしないタイプだから

仕方ない。

私は一生、あそこの不調と付き合っていくであろう。

END

現在の彼女はとゆうと、

仕事に励み、資格を取り

今となっては会社の総務、社長の次に偉い人になりました。

男関係はと言うと、

相変わらず特定多数とエッチをしているようで(笑)

以前と変わった事は、

必ずゴムをつける事、

手洗いまたはお風呂に入ってからエッチをする事。

そして、本当に心の許せる相手と、

一夜限りではなく

セフレとして付き合っていく事。

彼女なりに、あの経験が力になり

学んだ事も沢山あるようです。

はたから話を一部始終聞いていた私は、

彼女の住む世界は宇宙の違う惑星の…

とにかく失礼かもですが、笑ってしまえる話でした。

でも本当に、望まない妊娠やエイズなどにならなくて良かったと思います。

そして、数々の男性にばれなかった彼女の器用さ、ポジティブさにある意味尊敬します(笑)

本人が明るい性格だったのと大きな病気にならなかったので、笑い話になったのですけどね♪