亜美には忘れられないセックスの思い出があった。
今から6年前、東京に帰ってくる前まで付き合っていた男とのセックス。
そのあとも何人かと寝たけれど、あの時ほど恍惚となれたセックスはなかった。
今から6年前、東京に帰ってくる前まで付き合っていた男とのセックス。
そのあとも何人かと寝たけれど、あの時ほど恍惚となれたセックスはなかった。
その男とは、ワーキングホリデーで訪れたパリで出会った。
日本の製菓学校で学んだ亜美は、パティシエールとしてとあるサロンで働いていた。
そこによく来てくれた客が、近くの不動産業者として働くニコラだった。
日本の製菓学校で学んだ亜美は、パティシエールとしてとあるサロンで働いていた。
そこによく来てくれた客が、近くの不動産業者として働くニコラだった。
娘が好きなんだ、とよくエクレアを買って帰っていた。
妻と娘と一緒に訪れたこともあった。
素敵な家族で…父を早くに亡くし、今パリでも一人の寂しさを感じていた亜美にとって、暖かさの象徴のようなニコラは憧れだった。
妻と娘と一緒に訪れたこともあった。
素敵な家族で…父を早くに亡くし、今パリでも一人の寂しさを感じていた亜美にとって、暖かさの象徴のようなニコラは憧れだった。
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ある日、残って翌日の仕込みをしていた夜だった。
運悪くその夜からフランスの名物とも言えるメトロのストライキが始まっていたのだが、フランス語が得意ではない亜美はそれを知らなかった。
仕事を終え外に出ると、最寄りのメトロの入り口が閉まっている。
運悪くその夜からフランスの名物とも言えるメトロのストライキが始まっていたのだが、フランス語が得意ではない亜美はそれを知らなかった。
仕事を終え外に出ると、最寄りのメトロの入り口が閉まっている。
そこでようやくお客さんの会話の中にストライキという単語があったことに気づいたが、人気は少なくタクシー乗り場も長蛇の列だ。
（どうしよう…）
（どうしよう…）
その時、残業を終えたらしいニコラと偶然出会った。
ニコッと笑ったニコラ。
亜美の様子に状況を察したらしい。
英語を交えて懸命に話し掛けてくれる。
どうやら車で送ってくれるらしい。
亜美の家はここからパリの反対側、歩いては帰れない距離だったので好意に甘えることにした。
ニコッと笑ったニコラ。
亜美の様子に状況を察したらしい。
英語を交えて懸命に話し掛けてくれる。
どうやら車で送ってくれるらしい。
亜美の家はここからパリの反対側、歩いては帰れない距離だったので好意に甘えることにした。
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車の中ではあまり会話らしい会話はできなかったが、流れてくる音楽に「いいね！」とかやり取りをしていた。
途中でふと気づいた。
亜美は自宅の住所をニコラに教えていない。
それにここはどこだろう？
外を見てもどんよりして月もない空なのでよくわからない。
途中でふと気づいた。
亜美は自宅の住所をニコラに教えていない。
それにここはどこだろう？
外を見てもどんよりして月もない空なのでよくわからない。
気づくと静かな高級住宅地についていた。
（…？）
どうやらニコラの家に来てしまったらしい。
（うちまでは面倒だったのかな…。でも遅いし奥さんや娘さんの迷惑じゃあ…）
（…？）
どうやらニコラの家に来てしまったらしい。
（うちまでは面倒だったのかな…。でも遅いし奥さんや娘さんの迷惑じゃあ…）
会おうとまどっている間に車を降ろされ、エントランスに向かう。
なんとか英語を交えて迷惑ではないか、と尋ねた。
するとニコラは真顔で答えた。
「ノン」
もうメトロでは帰れないし、タクシーもストの時は捕まらない。
（せっかくだしお世話になろう。）
そう思ってニコラについてエレベーターを上がった。
なんとか英語を交えて迷惑ではないか、と尋ねた。
するとニコラは真顔で答えた。
「ノン」
もうメトロでは帰れないし、タクシーもストの時は捕まらない。
（せっかくだしお世話になろう。）
そう思ってニコラについてエレベーターを上がった。
それが1時間前。
そして今私はリビングで足を大きく開き、腫らしたクリトリスをニコラの舌に転がされ朦朧となっていた。
結果的に言うと、妻と娘はいなかった。
部屋に入った時、なぜだか説明されたようだが、詳しくはわからない。
バカンスにでも出かけていたのだろうか。
そしてワインを頂いて…キスされて…。
嫌だとは少しも思わなかった。
そして今私はリビングで足を大きく開き、腫らしたクリトリスをニコラの舌に転がされ朦朧となっていた。
結果的に言うと、妻と娘はいなかった。
部屋に入った時、なぜだか説明されたようだが、詳しくはわからない。
バカンスにでも出かけていたのだろうか。
そしてワインを頂いて…キスされて…。
嫌だとは少しも思わなかった。
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素晴らしいインテリアのマンションで、間接照明越しに見るニコラは素敵だった。
父として憧れていたニコラが、男に見えた。
その日は遅くまで何度も愛し合い、二人とも眠ったのは明け方だった。
父として憧れていたニコラが、男に見えた。
その日は遅くまで何度も愛し合い、二人とも眠ったのは明け方だった。
それから、時々セックスをする関係になった。
いわゆるセフレ、なのかもしれないが、亜美には全く抵抗はなかった。
ニコラといるのは楽しかったし、フランス語も上手くなった。
そして、セックスが、格別に良かった。
いわゆるセフレ、なのかもしれないが、亜美には全く抵抗はなかった。
ニコラといるのは楽しかったし、フランス語も上手くなった。
そして、セックスが、格別に良かった。
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技も経験も豊富なニコラは、時々いわゆるセックスドラッグを使った。
5度目くらいから登場してきた催淫剤、興奮剤。
今は違法になっているものもあったが、当時は問題なく使えていた。
それを使うと、すぐに頭がぼーっとして体がカーッと熱くなって…身体中が敏感になって。
その時にイかされるそのとてつもない快感。
亜美はそれの虜になった。
5度目くらいから登場してきた催淫剤、興奮剤。
今は違法になっているものもあったが、当時は問題なく使えていた。
それを使うと、すぐに頭がぼーっとして体がカーッと熱くなって…身体中が敏感になって。
その時にイかされるそのとてつもない快感。
亜美はそれの虜になった。
二人で一緒に使う。
ニコラの股間が一層固く膨れ上がる。
亜美のおまんこにしゃぶりつく。
亜美は獣のように声を上げて果てる…
何度も何度も二人は求めあった。
ニコラの股間が一層固く膨れ上がる。
亜美のおまんこにしゃぶりつく。
亜美は獣のように声を上げて果てる…
何度も何度も二人は求めあった。
そんなことを9ヶ月ほど続けた。
しかしワーキングホリデーは1年間のみ。帰国が迫っていた。
二人はちょっと一時同じ時間を共有してセックスを楽しむ関係だった。
だから、会えなくなったら、おしまい。
しかしワーキングホリデーは1年間のみ。帰国が迫っていた。
二人はちょっと一時同じ時間を共有してセックスを楽しむ関係だった。
だから、会えなくなったら、おしまい。
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互いに未練はあったが、どうしようもなかった。
そして亜美は日本に帰国した。
そして亜美は日本に帰国した。
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LAYLA
