20代前半の頃に経験したことですが、仕事帰りの夜道で痴漢にあいました。
駅から自宅までの20分の間に起った出来事でした。夜といってもまだ19時頃で、車もたくさん走っている時間です。
いつもと同じように、駅から大通りをただまっすぐ歩いていました。
その日は午後から雨が降っていたので、帰り道も折り畳み傘をさして歩いていました。いつもは他にも歩いている人が数人いるのですが、その日は雨だったからか、歩いているのは私だけでした。(車で迎えにきてもらう人が多い駅でした。)他に歩いている人がいなくても、残業で遅くなったわけでもなく、車もたくさん走っているので、特に不安を感じることはありませんでした。
しかし、駅から歩き始めて10分ほど、ちょうど自宅まであと半分というところで痴漢にあいました。赤信号で待っている時に、いきなり後ろから抱きつかれたのです。
私は、一瞬頭が真っ白になりました。身体が固まって動けませんでした。
抱きついてきた人は、そのまま手をスカートの中に入れ、私のお尻や股のところを撫でまわしてきました。抱きつかれたとき頭が真っ白になり、動けませんでしたが、撫でまわされている時は頭でしっかり考えることができました。自分は今なにをされているのか、相手は誰なのか、、、。
当時私は付き合っている彼がいて、その彼は少し変わった性癖をもっていたので、一瞬自分を撫でているのは彼なのではないかと思ったのです。彼は車を持っていたので、駅まで私を迎えにきて、道路で抱きつきたくなったのではないか…と。あとで冷静に考えれば、そんなことあるはずがないのですが、当時の私はそう考えていました。(きっと自分が痴漢にあうはずがないと思っていたのだと思います。)
彼だと思って振り向いた私の目の前にいたのは、知らない男性でした。
暗かったので顔はよく見えませんでしたが、身長が明らかに彼とは違っていて、鼻息が荒かったのを覚えています。知らない男性に撫でまわされていたことに気付いた私は、とっさに傘をブンブン振り回しました。声は出なかったので、とにかく必死に振り回しました。
すると、その男性は私から離れて近くの小道に逃げていったのです。男性が逃げていったあと、しばらくその場から動けませんでしたが、男性が戻ってきたら怖いと思い、走って自宅まで帰りました。自宅まで帰る途中何度も後ろを振り返って、男性が追ってきていないのを確認しました。
その翌日から、帰るときは同じ大通りを歩いていますが、反対側の歩道を歩くようになりました。痴漢は、夜遅い時間、街灯などがない夜道で、露出の高い服を着ている女性があうものだとばかり思っていましたが、実際には違いました。
夜遅くない時間でも、街灯がある大通りでも、車が走っていても、露出の高い服を着ていなくても、痴漢にあうのだと学びました。あの日以来、痴漢にはあっていませんが、あのとき傘をさしていてよかったと思います。傘をさしていなかったら、私はどうしていたのだろう…と時々考えたりもしますが、まったく想像できません。
(20代後半 あさみさん)
駅から自宅までの20分の間に起った出来事でした。夜といってもまだ19時頃で、車もたくさん走っている時間です。
いつもと同じように、駅から大通りをただまっすぐ歩いていました。
その日は午後から雨が降っていたので、帰り道も折り畳み傘をさして歩いていました。いつもは他にも歩いている人が数人いるのですが、その日は雨だったからか、歩いているのは私だけでした。(車で迎えにきてもらう人が多い駅でした。)他に歩いている人がいなくても、残業で遅くなったわけでもなく、車もたくさん走っているので、特に不安を感じることはありませんでした。
しかし、駅から歩き始めて10分ほど、ちょうど自宅まであと半分というところで痴漢にあいました。赤信号で待っている時に、いきなり後ろから抱きつかれたのです。
私は、一瞬頭が真っ白になりました。身体が固まって動けませんでした。
抱きついてきた人は、そのまま手をスカートの中に入れ、私のお尻や股のところを撫でまわしてきました。抱きつかれたとき頭が真っ白になり、動けませんでしたが、撫でまわされている時は頭でしっかり考えることができました。自分は今なにをされているのか、相手は誰なのか、、、。
当時私は付き合っている彼がいて、その彼は少し変わった性癖をもっていたので、一瞬自分を撫でているのは彼なのではないかと思ったのです。彼は車を持っていたので、駅まで私を迎えにきて、道路で抱きつきたくなったのではないか…と。あとで冷静に考えれば、そんなことあるはずがないのですが、当時の私はそう考えていました。(きっと自分が痴漢にあうはずがないと思っていたのだと思います。)
彼だと思って振り向いた私の目の前にいたのは、知らない男性でした。
暗かったので顔はよく見えませんでしたが、身長が明らかに彼とは違っていて、鼻息が荒かったのを覚えています。知らない男性に撫でまわされていたことに気付いた私は、とっさに傘をブンブン振り回しました。声は出なかったので、とにかく必死に振り回しました。
すると、その男性は私から離れて近くの小道に逃げていったのです。男性が逃げていったあと、しばらくその場から動けませんでしたが、男性が戻ってきたら怖いと思い、走って自宅まで帰りました。自宅まで帰る途中何度も後ろを振り返って、男性が追ってきていないのを確認しました。
その翌日から、帰るときは同じ大通りを歩いていますが、反対側の歩道を歩くようになりました。痴漢は、夜遅い時間、街灯などがない夜道で、露出の高い服を着ている女性があうものだとばかり思っていましたが、実際には違いました。
夜遅くない時間でも、街灯がある大通りでも、車が走っていても、露出の高い服を着ていなくても、痴漢にあうのだと学びました。あの日以来、痴漢にはあっていませんが、あのとき傘をさしていてよかったと思います。傘をさしていなかったら、私はどうしていたのだろう…と時々考えたりもしますが、まったく想像できません。
(20代後半 あさみさん)
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