私と姉はかなり歳が離れていて、私が高校生のときには社会人でした。
その姉がこの前婚約しました。外資系企業に勤めていた姉は、そこで出会ったカナダ人の男性とうらやましいほど仲良しで出会って半年もしないぐらいで結婚することになったのです。
一度会ったことがあるけど、本当に姉を大切にしているし好きなんだろうなって感じでした。でも、悲しいのは旦那さんにくっついて海外にいってしまうという事実でした。
お姉ちゃん子だった私は、旦那さんとの同棲をはじめてからも頻繁にご飯に行ったり、買い物に行ったりしていました。姉というよりも仲のいい親友という感じでした。同じ高校生の友達よりも大人で違った遊びが出来なくなると残念でした。
ある日、旦那さんから故郷のカナダに遊びにこないかと誘われました。ちょうど夏休みだし、夏休みが終わって冬になったらお姉ちゃんは結婚してしまう。お金は全部旦那さんが出してくれることになったので、私は生まれて初めての海外旅行へと出かけたのでした。
彼の実家はカナダでもかなり田舎のほうにあって、キャンプ用品の宣伝に出てくるような湖と森と自然溢れる場所にありました。野生動物が現われる事もあるそうです。私はそこではじめて旦那さんに弟がいる事を知りました。
旦那さんは体が大きくて筋肉質で優しい顔をしています。その反面、弟は線が細くてすらっとしていました。目が湖みたいなグリーンで綺麗だったのを覚えています。でも、弟は私たちが挨拶をしても、無視してどこかに消えてしまいました。
旦那さんはものすごく人見知りだから気にしないでくれと笑いました。旦那さんのお父さんとお母さんを紹介されて、一緒に手作り料理を囲んで談笑します。私は全く英語がしゃべれないので、姉が通訳してくれました。
カナダは英語とフランス語の国です。英語はもちろんフランス語を流暢にしゃべる姉は別人みたいでした。そのとき初めて姉がいなくなってしまうことの怒りを感じました。
多分はじめての海外と言葉が通じないストレスがあったのかもしれません。私のわからないことでみんなが笑っていてひとりぼっちでした。夜になり、客室用のベッドルームに案内されて私はパジャマに着替えて早めに寝る事にしました。布団に横になってもなかなか眠る事ができません。そんな時です、私の寝室のドアが開いて大きな体がベッドの中に潜り込んで来たのです。私は壁側をむいたまま固まってしまいました。
姉がではない誰かが私の体をおもいっきり抱きしめています。草っぽい不思議な甘い香りがしました。最初は恐怖で固まっていたけど、暖かさとなんだかこの手を振り払ってはいけないような気がして私は抱きしめられたままでいました。しばらくなんにもしてこなかったけど、その長い腕で体をひっくり返されました。そこには旦那さんの弟がまっすぐ私の目をみつめていました。食事にも姿を現さなかったので、はじめて顔を見たけど、ものすごく綺麗な顔をしています。まつげが金色で、男の人に抱きしめられた事なんかないのに私はされるがままにされていました。
よく見ると、弟は幼くて、もしかしたら中学生ぐらいなんじゃないかと思いました。彼は女性の体に興味があるのか、肌を強く押したり撫でたりします。唇を触ったりしてなにか英語でつぶやいていました。いつのまにかお互い裸になってお互いの体を触り合いっこしました。
弟の体は女の子みたいにすべすべで肌が綺麗でした。キスをされそうになって彼は勢いよくドアを開けて出て行ってしまったのです。
そこから一週間、弟は毎日私の部屋に遊びに来ました。お互いに服を脱がせ合って、抱き合って肌の感触を確かめるのです。キスもしなかったけど、ものすごく気持ちよかったのを覚えています。旦那さんにも姉にも気づかれていません。姉に隠し事なんかしたことなかったけど、この秘密の記憶が、たまに私の体を熱くします。
(30代前半 ニキさん)
その姉がこの前婚約しました。外資系企業に勤めていた姉は、そこで出会ったカナダ人の男性とうらやましいほど仲良しで出会って半年もしないぐらいで結婚することになったのです。
一度会ったことがあるけど、本当に姉を大切にしているし好きなんだろうなって感じでした。でも、悲しいのは旦那さんにくっついて海外にいってしまうという事実でした。
お姉ちゃん子だった私は、旦那さんとの同棲をはじめてからも頻繁にご飯に行ったり、買い物に行ったりしていました。姉というよりも仲のいい親友という感じでした。同じ高校生の友達よりも大人で違った遊びが出来なくなると残念でした。
ある日、旦那さんから故郷のカナダに遊びにこないかと誘われました。ちょうど夏休みだし、夏休みが終わって冬になったらお姉ちゃんは結婚してしまう。お金は全部旦那さんが出してくれることになったので、私は生まれて初めての海外旅行へと出かけたのでした。
彼の実家はカナダでもかなり田舎のほうにあって、キャンプ用品の宣伝に出てくるような湖と森と自然溢れる場所にありました。野生動物が現われる事もあるそうです。私はそこではじめて旦那さんに弟がいる事を知りました。
旦那さんは体が大きくて筋肉質で優しい顔をしています。その反面、弟は線が細くてすらっとしていました。目が湖みたいなグリーンで綺麗だったのを覚えています。でも、弟は私たちが挨拶をしても、無視してどこかに消えてしまいました。
旦那さんはものすごく人見知りだから気にしないでくれと笑いました。旦那さんのお父さんとお母さんを紹介されて、一緒に手作り料理を囲んで談笑します。私は全く英語がしゃべれないので、姉が通訳してくれました。
カナダは英語とフランス語の国です。英語はもちろんフランス語を流暢にしゃべる姉は別人みたいでした。そのとき初めて姉がいなくなってしまうことの怒りを感じました。
多分はじめての海外と言葉が通じないストレスがあったのかもしれません。私のわからないことでみんなが笑っていてひとりぼっちでした。夜になり、客室用のベッドルームに案内されて私はパジャマに着替えて早めに寝る事にしました。布団に横になってもなかなか眠る事ができません。そんな時です、私の寝室のドアが開いて大きな体がベッドの中に潜り込んで来たのです。私は壁側をむいたまま固まってしまいました。
姉がではない誰かが私の体をおもいっきり抱きしめています。草っぽい不思議な甘い香りがしました。最初は恐怖で固まっていたけど、暖かさとなんだかこの手を振り払ってはいけないような気がして私は抱きしめられたままでいました。しばらくなんにもしてこなかったけど、その長い腕で体をひっくり返されました。そこには旦那さんの弟がまっすぐ私の目をみつめていました。食事にも姿を現さなかったので、はじめて顔を見たけど、ものすごく綺麗な顔をしています。まつげが金色で、男の人に抱きしめられた事なんかないのに私はされるがままにされていました。
よく見ると、弟は幼くて、もしかしたら中学生ぐらいなんじゃないかと思いました。彼は女性の体に興味があるのか、肌を強く押したり撫でたりします。唇を触ったりしてなにか英語でつぶやいていました。いつのまにかお互い裸になってお互いの体を触り合いっこしました。
弟の体は女の子みたいにすべすべで肌が綺麗でした。キスをされそうになって彼は勢いよくドアを開けて出て行ってしまったのです。
そこから一週間、弟は毎日私の部屋に遊びに来ました。お互いに服を脱がせ合って、抱き合って肌の感触を確かめるのです。キスもしなかったけど、ものすごく気持ちよかったのを覚えています。旦那さんにも姉にも気づかれていません。姉に隠し事なんかしたことなかったけど、この秘密の記憶が、たまに私の体を熱くします。
(30代前半 ニキさん)
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