2019年3月20日 更新

【官能小説】歌いながらのリモコンプレイ【後編】

誰も私がこんな淫らなものを咥え込んでいるとは知らない…ダメ、スイッチを入れちゃダメ…!

「じゃあ休憩にしましょう」

大森の声がこんなに嬉しかったことはない。

さつきは事務所の方へ急いだ。
ところがその手前で、不意に現れた手によってさつきはトイレに引っ張り込まれた。

「!き、木下さんっ!」

多目的トイレの個室に入って鍵をかける。

「ダメ、もうダメ…!お願い…!」

「それは何のお願い?もうやめてくださいっていうお願い?それとも早くイかせてっていうお願い…?」

そう言ってさつきの股間を開く。
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「いやらしい…ぐちょぐちょに濡れて…ひくついて…」

「お願いぃぃ…」


「あれ、すっごくきつく締まってて取れないよ。じゃあこのまましようか。」

「!?」

その瞬間木下はさつきの硬く充血したクリトリスに舌を這わせ、同時にローターのスイッチを強にした。
「ああっ!アアンッッ!やっっ…!!」

「頑張ったからね、ご褒美にイかせてあげる。」


イく寸前で止められていたさつきの体は火花を散らすように弾け飛んだ。
数秒しかからなかった。

「もうイっちゃったの?しょうがない子だなあ。じゃあ後半もこのままだね。」

「い、いやっ!もう無理です…!」

「今夜一晩中イきまくりたくないの…?」

木下は車のキーをチラつかせて言った。

「……!」

「もう1時間の我慢だよ。」

甘く残酷な声を残して木下はトイレから出て行った。
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後半は地獄のようでもあり天国のようでもあった。

一度イったさつきの体はさらに感度を良くし、息遣いは荒くまともに歌うどころか立っているのがやっとだった。

アルトのさつきの隣にいるテナーの男性団員は、立ち込めるメスの匂いに密かに勃起していた。
それを見ながら木下は涼やかな顔でピアノを奏でている。もちろん時折スイッチを入れることも忘れない。

緩急様々なローターの動きにさつきはもう限界だった。

練習終了の言葉を合図にさつきは急いで荷物をまとめて駐車場へ駆け出した。
車の陰でもうもじもじと腿と腿を擦り付けていた。

小さなソングの布では支えきれなかった愛液が、足首までタラタラと滴っている。

カチャ、バン!

大きな音がして木下の車のドアが開いた。

後部シートに引っ張り込まれる。
艶やかな革張りに滑り込んだ。

木下の唇がさつきの喘ぐ口を塞いだ。

「欲しいか…?」

「はい、欲しいです…お願い…」

潤んだ目で木下を見つめる。
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それから二人は獣のように愛し合った。

後部シートはスモークだが、団員も利用する駐車場。

誰に見られるかわからない。

しかし二人はなりふり構わず愛し合った。

淫らな匂いが車中に立ち込め、窓は吐息で曇って行った。
どのくらい経ったのだろう。

「一晩中って約束だからな。」

その一言はこれからさらなる快楽へ向かうパスポートだった。

木下は車を移動させ、ホテルに向かった。

あえて人目につかないラブホテルではなく、高級シティホテル。
そのフロントでもでも木下はさつきを嬲った。

車の中で、さっきまでのローターはすでに抜き取られていた。

そしてその代わり、遠隔操作できるバイブが埋め込まれていた。

ローターよりもさらに重く落ちやすいものを咥えこみ、さつきは頬を紅潮させホテルのチェックインをさせられた。
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ロビーに座った木下は容赦なくさつきをいたぶり続ける。

従業員や他の客も、さつきのみだなら吐息と乱れ方に気づいて頬を染めていたり喉を鳴らしたりしていた。

見られている…こんなところでバイブによがる私をみんなが見てる…!!!!
「イけ。」

木下はそのさつきの心を読んだかのようにバイブを最大振動にし、さらに回転までも加えた。

「んはあぁぁぁぁっっっ!!」


あまりの刺激にさつきはフロントにしゃがみ込んだ。

こんな公衆の面前でイってしまった。

スカートの下には愛液と潮が水たまりを作っていた。
木下は自分の大判のストールを持ってさつきを抱きかかえ、さりげなく水を拭った。

ぐったりして木下に身をまかせるさつき。しかしその表情は恍惚に酔っていた。

(もうこの快楽なしには生きていけないだろう…。)

木下が思っているのと同じことを、さつきは感じていた。
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新たな世界を知ったさつき。

それはこの上なく淫らで甘美で…麻薬のようにさつきを快楽へ導いていった。
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LAYLA LAYLA