【体験談】バレンタイン当日、彼に幻滅されました

結婚を前提に交際していた彼がいました。

私は24歳で結婚する夢があり大幅にオーバーしていた28歳のとき、
そんなに好きではなかったけど、それなりに経済力があり、安定した職業の男性に口説かれました。

この人かも？と妥協、こちらも好意があるふりをしてお付き合いを開始し半年でプロポーズまでこぎつけたんです。


彼はアメリカに留学経験があり、英語もペラペラ、アメリカ文化をこよなく愛しており、バレンタインも男性から女性にするものだという考えの持ち主でした。

付き合って半年間の間のクリスマス、年末年始、バレンタインというイベント目白押しの時期をものすごく私のために費やしてくれたんです。

当然バレンタインも私は彼に贈り物をされる側でした。


しかも、プレゼントはダイヤモンドの婚約指輪だったんです。

私はその日、ちょうど生理中だったのですが、こんな素敵なプレゼントを頂いて彼が雰囲気を作ってくれているのに、誘いを断れるわけもなく、彼の家に行き、エッチな雰囲気になってしまったんです。



いつ言い出そう、と思いつつ、ディープキスのうまい彼にペースを掴まれそのまま服を上だけ脱がされ愛撫を受けていると、別にもう生理中でも構わないのではないかと思い始めてしまったんです。

というのも、私は生理中が一番性欲が強くなるんです。だから、たまたまこの半年間彼氏が生理中に求めてこなかっただけで、前の彼氏なんかとはわざわざ生理中を狙ってお風呂でやったりはしていたんです。


中で出しても問題ないということもありますが、すごいいやらしくて燃えるんです。

もちろん、彼氏側もそういう人でないといけないのですが、歴代の彼氏で嫌がった人がいなかったことから、彼も大丈夫だと思ったんです。


だから、そのまま体を預けようと思ってしまいました。

特に生理中の乳首の敏感さはすごくて、少しの刺激でも体がびくつくほどで、彼も感じているのをすぐ察し、ざらざらした舌でグリグリ責め立ててこられると、いつもより声も出てしまってたぶん彼とのセックスの中での一番のやらしい悶え方をしたと思います。


彼もそれで興奮したのが手が下半身に伸びてきたんです。
私は腰を少し浮かして手をショーツにかけやすくし指がショーツにかかりました。

彼の手がとまり、中に入りかけていた指も奥にいくことはありませんでした。

なぁ、と引き抜いた指についた血液をみて、私の状態を知り、私を放り出して手を洗いに行ったんです。



ごめん〜と追いかけてやっぱりお風呂でしようって始めに言えばよかったね！と明るく言うと、彼はものすごく冷めた目で私を見ました。

頭おかしくない？と上半身裸、自分でスカートを脱いで生理用ショーツ一枚で彼に抱きついている私を引き剥がし、汚らわしいものを見るような目で見ながら通りすぎたんです。


そしてさっさと着替え、荷物をとり、さっき渡された指輪を箱、袋ごと持ち去ろうとしました。


「え？待ってなに？」

と声をかけると、

「こんな変態とは思わなかった、ありえない、全部なかったことにしてほしい」

と出ていってしまいました。


追いかけようにもショーツ一枚で、とりあえず服だけ引っかけてベランダに出て、すごく寒い中、早足で帰っていく彼に、

「何？どこが変態なの？こんなの皆やってるよ！」

と捲し立ててしまいました。


でも、ビックリして振り向いたその男性は彼ではなくただの通行人、たぶん二階なので、胸は見えたと思います。


その男性に恥と裸を晒し、我にかえって部屋に戻り、彼に電話しましたが、何度かけてもコールを切られ、そのうち拒否に変わりました。


彼のほうが私にはマイノリティだったのに、バレンタイン当日にすべて消えてなくなってしまいました。


それ以来彼なし状態です。


（20代後半　よねたんさん）