【体験談】知らぬ間に終わった初体験

私が20歳の時、大学のサークルに所属していました。

そのサークルは男女半々くらいで総勢100名ほどのスポーツサークルでした。

毎週水曜日に全員で集まって体育館を借りスポーツをし、その後に飲み会というのがいつもの流れでした。

私は友達2人と一緒に所属しており、2週間に一度くらいの頻度で参加していました。

その中に、私も友達の1人も好きな人がいました。彼女の好きな人は1学年上の先輩、私が好きだったのは3つ上の大学院生の先輩でした。毎回サークルに参加するときにそれぞれ好きな人に会えるのが楽しみで参加していました。

ある夏の日、いつものようにサークルに参加し、その後の飲み会にも参加しました。当時20歳でお酒が飲めるようになったばっかりで、

それなりに飲める体質のようで、女子の中でも飲める部類でした。

ほとんど飲みサークルのようなところもあるので、飲み会も結構激しいものでした。

とはいえ、某有名大学のインカレだったため犯罪チックなものでもなく、単純にみんなでしこたま飲むという雰囲気でした。

その日、たまたま私の友達2人ともサークルに参加しておらず私だけ参加していました。そして、たまたま、隣に座ったのが友達の好きだった先輩でした。

あまり話をしたことがなかったので、最初は会話も弾みませんでしたが、徐々に打ち解けて盛り上がっていました。知らなかったのですが、その先輩は性格も良く想像していたよりも好印象でした。ちなみに私の好きな大学院生の先輩は離れた席に座っていてその日は話せそうにありませんでした。

9時からスタートした飲み会も12時くらいにお開きになり、その時点で私の終電はなく、友達もいなかったためどうしようかなぁと思っていた時に、

隣に座っていた先輩が声をかけてきました。

飲み会の店の前でそれぞれまだ帰らないサークルの人たちでごった返している中、私と先輩は道端の植え込みのところに座りしばらく話していました。

私の好きな先輩も近くにおり話ができるチャンスだったのですが、なぜかもう目の前にいる先輩しか目に入っていませんでした。

お互いとても酔っぱらっておりそしてお互い終電が無く、自然な流れでホテルに行くことになりました。

ちなみにその時、私は処女でした。早く初体験を済ませたいという思いはありましたが、好きな人と、と思っているうちになかなか体験できずにいたのです。

それなに、まさかの初体験が酔っぱらった勢いとは、今思えばもっと大事にしておいたほうがよかったかな、と思うものの、

その時は初めて男性に誘われた高揚感と酔っぱらっていたこともあり、友達の好きな人だということもわかっていながら、ホテルに行ってしまいました。

ホテルに入ってからの詳細は正直覚えていないものの、初めてだったのに、全く痛くなかったことを覚えています。

翌朝、目を覚ました時にものすごい二日酔いでしたが、お互いやってしまったという後悔のような、朝日が正気に戻すようになんとも言えない気持ちでした。

その後、お互いこのことは誰にも言わないことにしようと約束し、もちろん友達にもそのことは内緒にしました。

そのすぐ後に友達は先輩に告白すると相談してきました。私は、先輩とのことを気まずく思っていましたが、友達には幸せになってほしかったので心から応援しました。

結局友達は振られてしまい、私も残念でしたが、実はその後しばらくして先輩から呼び出しがあり、二人で飲んだ後ホテルへ。結局私たちは体の付き合いだけを続け、私が大学を卒業するまで続きました。

きっかけは酔っぱらった勢いの過ちでしたがその後も友達を裏切って関係を続けてしまい、後悔もありますが、今のところその友達にはばれておらず、今でも定期的に会うよき友達の関係でいます。

（30代前半　ジョンソンさん）