【体験談】私の結婚後の「すり合わせ喧嘩」とその仲直りの仕方

私は、付き合って半年しか経っていないときに結婚しました。それまで4ヶ月ほど同棲はしていたので大丈夫だと、あまり深く考えず、勢いで結婚、同居してしまいました。しかし、同居してからわかる、お互いのことが多すぎて、とても驚いています。

きっかけは、本当に些細なことで、片付けていないとか、ゴミ箱にちゃんとごみが入っていないとか、脱いだものが脱ぎっぱなしとか、そんなことなのですが、付き合っているときと違っている点は、それが一生続くと思うと許せなく、指摘せずにはいられないことです。

直さなければ、一生自分が相手のことをして終わる気がしました。



もともと、若いときは育ちが悪く、素行の悪かった夫に対して、私はいわゆる箱入り娘で、手をかけられて育ったので、育ちの差はなかなか埋まらず大変なのだと、一緒に暮らし始めて初めて感じていました。

私の側からすると、当たり前にすることができていなく、だらしがないと感じてしまうのでした。何度も口うるさく言う自分に嫌気がさしてしまうことも多々あったのですが、私がやってしまうと、彼のためにならない気がしました。

一方、彼のほうは、指摘してやったつもりでいるのですが、私にしたらやったうちに入らなく、そもそもの基準の差があったので、なかなか改善されず、お互いに苛立ちを隠せなくなっていました。

彼の方の言い分で言う喧嘩のきっかけは、甘えべたな私の態度への苛立ちからでした。

私は長女気質で、今まで厳しく育てられたので、頼ることも、甘えることもできず、今までの恋愛でも甘えたことなどありませんでした。

言葉で表現することも苦手で、たまに愛情表現をするくらいが逆にありがたみがあっていいという性格で、言葉よりも、彼のために家事を人一倍やったりすることが、行動で示す私の愛情表現でした。

彼は、逆にラテン系の外国人のような性格で、言葉やスキンシップで表現をしたいタイプでした。
極度の寂しがりやで、一度離婚したことのあるトラウマから、言葉やスキンシップが足りないと、言ってきます。私にとって、言葉やスキンシップも、言い過ぎると、薄っぺらくかんじてしまうので、あまり納得できないのでした。

納得できないと、私は流してしまうクセがあるらしく、その態度に彼は不安になって怒り出すという、もともとの性格や、育った環境が違うことからの温度差からの負の連鎖でした。

週に1度はさりげないきっかけから、結局はお互いの言ったことが直っていないと、言い合いになり、だいたいその一日、彼のほうが黙ってしまい、しゃべらなくなります。

気まずい雰囲気に見かねた私が、いつまで黙っているのか、男らしくないし伝えないと何も改善されないと話し出すのですが、また同じ根本の、甘えべたな部分が直っていないなど、元のところに戻ってしまうのでした。

そして、どちらかが反省して、また悪い癖が出ていたから直すように気をつけると言て謝らないときは、外の空気を吸ってくるといって、どちらかが数時間のプチ家出をしてきます。

彼はどこへ行っているかは分からないのですが、たいてい私は近くのファミレスなどで、お茶をしながら友人に電話をかけて愚痴を聞いてもらっています。

結局は、夜寝る前に、先にベッドに入って消灯してしまっている彼の横に私がもぐりこみ、冷静になって話し出し、言われたことはまだ直ってないんだったら、もっと気をつけるようにする。というと、彼も折れてきて、自分も気をつけると言って、ハグをして仲直りをします。それまで不安だったので、そのときには私は号泣しています。

そんな繰り返しで、精神力も使うので、結婚の長い先輩に聞いてみると、3年はすり合わせの喧嘩が続くとのことでした。

（30代前半　ＭＩＳＳＹさん）