2017年4月5日 更新

セクシュアルマイノリティ、LGBTあれこれ解説!

現在注目されているLGBT。 一度くらいは耳にしたことがある人もいると思いますが、ほんとのところ、詳しくは知らない人も多いはず。 今回はLGBTの種類をご紹介します。

現在注目されているLGBT。
一度くらいは耳にしたことがある人もいると思いますが、ほんとのところ、詳しくは知らない人も多いはず。
今回はLGBTの種類をご紹介します。

LGBTってそもそも何の略なのか?

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LGBTと聞いて、なんだかおなかに良さそうな菌の種類のような雰囲気が漂うのですが、これは略語になります。
Lはレズビアン、Gがゲイ、Bはバイセクシュアル、Tがトランスジェンダーという、いわゆるセクシュアルマイノリティの種類の頭文字を取ったものをLGBTと言います。
つまりLGBTとは、セクシュアルマイノリティ全般のことを総じていう際に使う言葉です。
しかし、LGBTという言葉は最近できた言葉で、これまではセクシュアルマイノリティという言葉で浸透してきました。
一般的に異性を好きになったり、自分の性別に違和感なくいられる多くの人々のことはセクシュアルマジョリティと呼び、反対に同性を好きになったり、自分の性に違和感があったりする人は少数のため、セクシュアルマイノリティと呼んでいました。
つい最近になって、セクシュアルマイノリティという言葉は少しネガティブなイメージがあり、わかりにくいため、LGBTという言葉でくくるようになったのです。

LGBTの「B」!バイセクシュアルが一番人口が多い

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セクシュアルマイノリティの中でも、同性愛者というのはだれでも知っている性嗜好の一つでしょう。
Lのレズビアンは女性で性嗜好が女性、Gのゲイは男性で性嗜好が男性、Bはバイセクシュアルで、どちらも性対象になる人のことです。
人口が一番多いのはバイセクシュアルです。レディ・ガガもバイセクシュアルだと公言しています。
「人を愛するのに性別など関係ない」と、男女関係なく人を人として愛することのできる人です。
性嗜好も男女両方ですので、いろんな意味で一番得な、おいしいとこどりの性嗜好の持ち主です。

LGBTの「G」!「ハッテン場」で出会う秘密のコミュニティ

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次に人口が多いのがゲイです。意外かもしれませんが、レズビアンよりもゲイの人口の方が若干多いのです。
男性同士がお付き合いするBLとも呼ばれますが、BLは基本的には見た目が美しい場合や二次元のものを指し、ゲイという言葉は当事者が自分たちのことを指すときに使います。
主に新宿2丁目界隈を歩いていると、リアルなゲイカップルと遭遇することができます。
また、各地方主要都市には、「ハッテン場」と呼ばれるゲイ同士が出会い、セックスに至るまでのやりとりができる場所が必ず一つ以上存在しています。
一般的には有名ではありませんが、当事者の中ではその場所はとても有名で、寂しいときはそこに行けば誰かと出会える秘密の場所が「ハッテン場」なのです。

LGBTの「L」!レズビアン予備軍はそこら中にいる!?

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レズビアンは、女子高出身の女性や、子供の頃などに性犯罪を受けたことがあるような人が多いですが、もちろんそれだけではありません。
ごく普通の女性でも、一度くらいは「この子かわいいなぁ」と想像してしまったことがあるのではないでしょうか?
その気持ちがずっと強く続き、女性同士でお付き合いするところに発展するようですね。
ゲイとは違って、これと言った「ハッテン場」という明確な出会いの場所が決まっているわけではありませんが、レズビアン同士の出会いの場がないというわけではありません。
趣味の合う友人同士が興味本位でセックスまで発展するケースもあれば、レズビアン専用の出会い系サイトもあります。
また、新宿2丁目はゲイだけの街ではありません。レズビアンも相当数存在しています。ガールズバーでの出会いもあります。
女性同士のセックスというのはヘテロセクシュアルの人(同性愛者たちからはの「ノンケ」と呼ばれています)にとってはゲイ程抵抗のあるものではないようですので、もともとノンケだけど女性とシテてみたら意外とハマったというところから、レズビアンやバイセクシュアルになる人もいます。

LGBT、最後の「T」!トランスジェンダーとは

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同性愛者のLGBとは違いトランスジェンダーは性自認がどうなのかというのが問題になっている人間です。
同性愛者の人々は性自認は体の性と同じなのですが、トランスジェンダーは心と体の性が違います。カバちゃんやはるな愛ちゃんが有名ですね。
言ったら、一番ややこしいセクシュアリティの持ち主です。
心は目に見えないので、皆さんが自然に男や女と判断していることと、本人が思っている性が正反対という事が起こります。
トランスジェンダーには、主に、体が男で心が女というMTF(Male to Female)と、体が女で心が男というFTM(Female to Male)とがあります。
さらに、自分の性別が何なのか、よくわからないというMTXや、FTXという人々も存在しています。Xは「謎」という意味で使われています。
ですので、見た目には普通の男女のカップルでも、戸籍上は実は逆転していたり、レズビアンだと思っていたら普通のカップルと同じような心の関係だったりします。
トランスジェンダーは、体を工事して変えてしまいたい人、社会的認知が希望の性であればOKという人、服装を希望の性のものにできれば満足という人と、その程度には個人差があります。
お付き合いの関係は百人百様、そして、性自認の性別も無限大のグラデーション上にあるのです。

まとめ

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こうした同性愛者や性同一性障害といったLGBTは少数派ではあるものの、もはや珍しい事例でもなくなってきました。
現在、同性愛者は日本の人口の7.6%と言われてます。これは左利きの人やAB型の人と同じくらいの数値になっています。性同一性障害の人も人口の(%)と言われています。
もっとわかりやすく言うと、学校のクラスに一人か二人以上、LGBTが必ずいるという数値です。
セクシュアルマイノリティというのはもはや、自分の周りにはいない、ありえない存在とは言えなくなっています。
もしかしたら、あなたのまわりの意外な人物が、そうかもしれませんよ?
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