ぬいぐるみのような容姿で人気の動物「パンダ」は、他の動物と違って不思議な特徴があります。白と黒の変わった見た目だけでなく、性欲に関しても独特の個性があることが分かりました。果たして、気になるパンダの性欲とは?
パンダは交尾をしたがらない
コロコロと転がって愛くるしい仕草がたまらないパンダですが、草食動物である彼らは飼育員をあることで悩ませています。それは、交尾をしたがらないことです。全くしないというわけではありませんが、人口的に育ったパンダは特に性欲が著しく低いそうです。
パンダの生殖能力は他の動物に比べ低いことが分かっている。特に人工飼育されたパンダは生活条件が良いことから、運動量が少なく、生殖能力の低下が指摘されていた。
人間や他の動物たちは繁殖能力が整っていてチャンスさえあればいつでもセックス・交尾ができる状態とも言えますが、パンダは春にしか興奮しないらしく、子供を作る気になるのも年に1回程度と言われています。「旦那が月に1回しかセックスをしてくれない!」といった悩みはこうして見ると意外と贅沢なことなのかもしれません。飼育されているパンダは運動不足も伴ってさらに性欲が少ない傾向にあり、野生のパンダは逆にチャンスが掴めず繁殖することが困難だと言われています。
パンダの発情期は春に限られる。交尾期は一年に一度で、しかも数日しか続かない。つまり、野生のパンダにおいては、子孫を残すチャンスが少なくなっている。さらに無理やり交尾を行わせることはできない。
パンダを興奮させるために用意されたもの
「彼らの意思なんだし、そのままでもいいのでは?」との声も聞こえてきそうですが、このまま放置しているとパンダは絶滅してしまいかねません。そのため、今ではパンダにも人工授精を施しているようです。中には、パンダのためにバイアグラを試させるなどの工夫も施されてきました。さらにビックリなのはパンダ用の『ポルノ』が用意されたことです。
パンダポルノとは交尾したパンダを撮影した映像のことである。パンダにこれを見せることにより性的興奮をもたらし繁殖させるというもの。
つまり、パンダのためにパンダ用のエッチなビデオを作り、それをパンダに見せてみたとのこと。これにより、中国ではわずか10ヵ月で31匹のパンダが生まれたそうです!
中国では、実験開始後の10カ月で31匹の子どもが産まれている
一方、このような結果も!
パンダ用のエッチなビデオを作るなど様々な工夫が行われる中、パンダにはある面白い特徴が見えてきたようです。それは、好きになった相手であればセックスをする気になれるといった特徴です。一般的に動物は、雄雌であれば好き嫌い関係なく交尾を行うことができます。しかし、パンダは普通の動物とは異なり、「好み」があるようです。
柵で仕切った二つの囲いを用意し、そこにオスとメスを別々に入れることでパンダ自身にパートナーを選ばせてみた。その結果「オスとメスが互いに相手に好意を見せた場合、そのカップルは最も繁殖成績が高くなる」ことが発見された。
両想いでないとセックスをしたがらないだなんて、まるで人間のようで一途さも感じられます。マッチングさせる作業は大変なものですが、無理矢理に種付けをさせるよりは良いのではないでしょうか。
パンダの不思議な性欲まとめ
いかがでしたか?
ちなみに、パンダのように食べることや寝ることにしか興味のない夫を「パン旦那」と呼ぶこと人もいるようです。もしかしたらそのマンネリは、大切にされて強いストレスがなく、好条件の環境だからこそ起きてしまうものなのかもしれません。セックスが難しくても、お互いに「好き」を確認できる機会が増えると良いですね♪
ちなみに、パンダのように食べることや寝ることにしか興味のない夫を「パン旦那」と呼ぶこと人もいるようです。もしかしたらそのマンネリは、大切にされて強いストレスがなく、好条件の環境だからこそ起きてしまうものなのかもしれません。セックスが難しくても、お互いに「好き」を確認できる機会が増えると良いですね♪
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