まゆは、高校二年生の腐女子。
家にはものすごい数のBL本が揃ってるし、趣味はクラスの男子や街ゆく人でBL的妄想をすることだ。
もちろん家族も友達も誰も知らないんだけど。
家にはものすごい数のBL本が揃ってるし、趣味はクラスの男子や街ゆく人でBL的妄想をすることだ。
もちろん家族も友達も誰も知らないんだけど。
クラスでもどちらかというと目立たない方で、成績は良くないけど真面目な子というキャラで通っている。
黒髪はちょっと全体に長くて顔を覆っていて、地味な風貌だ。
まさか頭の中は裸の男たちが絡んでいるなんて誰も思わない。
黒髪はちょっと全体に長くて顔を覆っていて、地味な風貌だ。
まさか頭の中は裸の男たちが絡んでいるなんて誰も思わない。
今気になっているのは、井口君と榊原君。
井口君はサッカー部で、いわゆるモテ男。
背も高くて体つきもがっしり系。
日に焼けた肌と単髪がよく似合う男子だ。
井口君はサッカー部で、いわゆるモテ男。
背も高くて体つきもがっしり系。
日に焼けた肌と単髪がよく似合う男子だ。
榊原君は、いわゆる優等生で成績もいつもトップクラス。
黒縁メガネの、ちょっと華奢な体型。
二人ともまゆのクラスメイトだ。
黒縁メガネの、ちょっと華奢な体型。
二人ともまゆのクラスメイトだ。
すみわけが違いそうなこの二人、なぜかいつも一緒にいるんだよね…
中学校の頃からの友達らしくて、クラスでもいつも一緒。
(それってやっぱり…ねえ?)
授業中も休み時間も、気づけば二人を目で追っていた。
中学校の頃からの友達らしくて、クラスでもいつも一緒。
(それってやっぱり…ねえ?)
授業中も休み時間も、気づけば二人を目で追っていた。
金曜日、昼休みになった。
二人はお弁当派で、教室に残っていた。
窓際の席に、他何人かの友達といる。
まゆはそれとなく聞き耳を立てていた。
「お前明日ヒマ?」
二人はお弁当派で、教室に残っていた。
窓際の席に、他何人かの友達といる。
まゆはそれとなく聞き耳を立てていた。
「お前明日ヒマ?」
井口君が榊原君に言った。
「別に何もないけど?」
榊原君が答える。
「映画見に行きたいんだよな。付き合わねえ?」
(やだ、デート!?)
「別に何もないけど?」
榊原君が答える。
「映画見に行きたいんだよな。付き合わねえ?」
(やだ、デート!?)
まゆはお弁当を食べる手を止めて聞き入った。
「あああれ?前から言ってたやつだろ?いいよ俺も見たいし。」
(他に男子いるのに、誰も誘わないで二人で行くんだ…いやーん!)
「あああれ?前から言ってたやつだろ?いいよ俺も見たいし。」
(他に男子いるのに、誰も誘わないで二人で行くんだ…いやーん!)
その週末は、しっかり映画館デートする二人を妄想して萌えていた。
(デートの後はお茶して…どっちの家に行くのかな。やっぱり誘うのは井口君?井口君ちか、『お前ん家行っていい?』とかも…で部屋に入るなり押し倒しちゃって…きゃー!!)
まゆは、BLコレクションから、同級生ものを引っ張り出して読みふけった。
もちろん顔は井口君と榊原君に置き換えて。
(デートの後はお茶して…どっちの家に行くのかな。やっぱり誘うのは井口君?井口君ちか、『お前ん家行っていい?』とかも…で部屋に入るなり押し倒しちゃって…きゃー!!)
まゆは、BLコレクションから、同級生ものを引っ張り出して読みふけった。
もちろん顔は井口君と榊原君に置き換えて。
まゆは、男と女のエッチな話では全く濡れないのに、BLを見ていると興奮する。
いつのまにかベッドの上にBLコミックが散乱し、その中にまゆのパンティも混ざっていた。
「ああ…井口君…榊原君が壊れちゃうよぉ…っ!」
たくましいペニスで荒々しく榊原を犯す井口君。
ぱっくり開いたアナルで井口君を受け入れて、よがる榊原君。
妄想の中の二人と一緒にまゆはイった。
いつのまにかベッドの上にBLコミックが散乱し、その中にまゆのパンティも混ざっていた。
「ああ…井口君…榊原君が壊れちゃうよぉ…っ!」
たくましいペニスで荒々しく榊原を犯す井口君。
ぱっくり開いたアナルで井口君を受け入れて、よがる榊原君。
妄想の中の二人と一緒にまゆはイった。
次の日、二人は喧嘩でもしたのかちょっとよそよそしい感じだった。
いつもみたいに二人でいないし、会話も少ない。
気をつけて見ていると、目も合わせていないみたいだった。
(やっぱり昨日イタしちゃったのかしら…!!)
榊原君のお尻が気になるまゆだった。
いつもみたいに二人でいないし、会話も少ない。
気をつけて見ていると、目も合わせていないみたいだった。
(やっぱり昨日イタしちゃったのかしら…!!)
榊原君のお尻が気になるまゆだった。
放課後、ほぼ家に帰り着こうかという時になって、まゆは明日提出の課題を学校に忘れてきたことに気がついた。
「めんどくさー…」
仕方なく学校に戻った。
これがまゆにとって超ラッキーな忘れ物だとはまだ知らずに…
「めんどくさー…」
仕方なく学校に戻った。
これがまゆにとって超ラッキーな忘れ物だとはまだ知らずに…
夕暮れの学校は、もう運動部も終わったらしく人気がなかった。
施錠されるまで後30分。間に合ってよかった。
教室に近づくと、人の声がする。
男子だ。
なんとなくこっそり教室を覗いて、まゆは息を飲んだ。
(井口君と榊原君…!!)
施錠されるまで後30分。間に合ってよかった。
教室に近づくと、人の声がする。
男子だ。
なんとなくこっそり教室を覗いて、まゆは息を飲んだ。
(井口君と榊原君…!!)
窓辺に座った井口君。
少し離れたところの机に腰掛けている榊原君。
なんだか、雰囲気がいつもと違う。
真剣な目だ。
少し離れたところの机に腰掛けている榊原君。
なんだか、雰囲気がいつもと違う。
真剣な目だ。
「避けてんなよ…」
井口君が呟いた。
「別に避けてないけど…なんていうか…」
「俺の気持ちが迷惑ならそう行ってくれた方が楽だよ。こんなの俺やだぜ。」
(俺の気持ち…え、え、え、!?本当に?!?!?)
井口君が呟いた。
「別に避けてないけど…なんていうか…」
「俺の気持ちが迷惑ならそう行ってくれた方が楽だよ。こんなの俺やだぜ。」
(俺の気持ち…え、え、え、!?本当に?!?!?)
まゆはドキドキしてきた。
絶対見つからないように、でももう少し良く見えるところに移動する。
「迷惑じゃない。そうじゃなくて…そんなふうに思ったことなかったっていうか…」
「俺はずっと思ってた。好きだし、独占したいし、抱きたいと思ってる。今も。」
絶対見つからないように、でももう少し良く見えるところに移動する。
「迷惑じゃない。そうじゃなくて…そんなふうに思ったことなかったっていうか…」
「俺はずっと思ってた。好きだし、独占したいし、抱きたいと思ってる。今も。」
井口君の情熱的な告白。
「だってお前彼女いたじゃないか、中学の頃も…」
榊原君が尋ねる。
「いたよ。だってお前とやるなんてできない。お前じゃないなら誰だって一緒だった。だからどれも長続きしなかったろ?」
井口君は完全に攻めに入ってる。
「だってお前彼女いたじゃないか、中学の頃も…」
榊原君が尋ねる。
「いたよ。だってお前とやるなんてできない。お前じゃないなら誰だって一緒だった。だからどれも長続きしなかったろ?」
井口君は完全に攻めに入ってる。
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