トランスジェンダーとお付き合いするメリット

男だと思ってたら、体が女の子だった！そんなトランスジェンダーとお付き合いしてみたいという人が増えています。
トランスジェンダーとお付き合いすると、どんないいことがあるのでしょうか。

そもそもそんなにたくさんトランスジェンダーっているの？

タイトルのような疑問を持つ方も多いかと思いますが、セクシュアルマイノリティ界隈に出入りすると、トランスジェンダーというのはうじゃうじゃいます。
レズビアンのタチの人で、これに近いという見た目の人もいますが、それとはちょっと違う雰囲気です。
タチの人は「ボーイッシュな女性」という自認ですので、トランスジェンダーの感覚で話をすると、ずれが生じてきますので、ここの違いは要注意です。

いわゆる「おなべ」と言われているのがトランスジェンダーに当たる現状です。
もちろん、中身が行方不明（性別を決めきれない）という人で、服装が男っぽいという人もいます。
こういう人の場合もトランスジェンダーに当たります。

私が初めて新宿2丁目の「大学生ナイト」と呼ばれるMIXイベント（性別なんでもOKなクラブイベント）に足を踏み入れた時に、すでに私はトランスジェンダーとして変化を開始していましたが、同じような人がわんさか。
それまで、自分だけなのかなと悩んでいたのですが、「こんだけいるなら何も怖くない」と思えたものです。

一回のイベントに200人以上が集まるイベントの中で、ゆうに2，30人はいました。
セクマイ総人数からの割合ではありませんが、いるところにはいるのです。

なぜトランスジェンダーとお付き合いしたいと思う子が増えてるのか

同性愛者というのとは違い、トランスジェンダーの人というのはレズビアンとは上手にお付き合いできません。
なぜなら、相手は「女」を求めてくるのです。

トランスジェンダーの中身は、男または女ではないもの。
そこで「女」を求められても、それは違うという話ですよね。
ですので、トランスジェンダーの人のたいていは「ノンケの女子」とお付き合いするパターンが多いです。
本人の性嗜好次第ではありますが…。

ややこしいことに、FTMゲイやもとからバイセクシュアルというトランスジェンダーもいます。
が、そこは今はおいといて。

同性愛者が一定数の人間で構成されているのに対し、トランスジェンダーとお付き合いする女の子はヘテロセクシュアルの可能性が高いです、
つまり、トランスジェンダーが一般的な女子をセクマイ界隈に引きずり込むわけです(笑)

ちょっと言い方が悪かった？
しかし、普段ヘテロセクシュアルの皆さんに囲まれて暮らしている私たちセクシュアルマイノリティが、普通の女の子とお付き合いするには、セクシュアルマイノリティ界から外に出なければなりませんよね？
そうして理解してくれる人を増やしていく方が、生きやすくなると考えるのは自然です。

ということでこれまでたくさんのトランスジェンダーが、告白し、こうした存在ですとアピールし、玉砕してきた結果、今「トランスジェンダーと付き合いたい」という女子が出てきたのです。

トランスジェンダーとお付き合いするメリット

厳密にいうと、デメリットを裏返してメリットと呼ぶものもありますが、
単純にトランスジェンダーとお付き合いすると、普通の男の人と付き合うよりもいいことがあるようです。
いくつかみていきます。

1．女性の体のことを熟知している

ここでいうトランスジェンダーは、まとめてFTMという事にしておきますが
FTMの体は、もともと女性です。
工事をしていても、もともと女性の体で、女性として生きなければならなかった時があります。
人によっては、男性とのセックスにチャレンジしたことがある人もいます。
ですので、女性の体のことを、普通の男性よりもわかっています。

女性特有の生理のつらさ、生理前の感情的になってしまう瞬間、織物のこと、など
女性の体で起こることすべて、彼は理解できるのです。

普通の男性にはわからないことを、トランスジェンダーの彼はわかってくれるので、楽ですよね。
いちいち説明する必要もありませんし、これは男の人にはわからないとあきらめることもしなくて済みます。

2．子供ができない

少子高齢化と言われて久しい日本で、これは由々しき事態ですぞ、と言われかねませんが…
ここで言いたいのは「トランスジェンダーと結婚するメリット」ではなく、「お付き合いするメリット」だという事。

お付き合いをするから結婚まで至るという理想論は、今は捨て置いてください。
結婚したら子供を作って、という一般的に植えつけられた「普通の家庭の幸せ」についても、一旦投げ捨ててください。
「あなたの幸せ」という観点から物事を見られる人でなければ、トランスジェンダーとお付き合いするメリットは生まれません。

身体が女である以上、彼の子は作れませんね。
ということは、逆手に取ればいくらでもやり放題ってことなんです。
男性とのセックスでは、子供をつくろうと思ってなくても出来ちゃうことがあります。
しかし、トランスジェンダーとのセックスではどんなに頑張っても
どんなに生でしても、出来ません。

当然ですが、肝心のおちんちんがないからですね。

子供は要らないけれど、セックスしたいという女性にはちょうどいいです。

3．男性とのセックスよりも気持ちよくなれる

あくまでも可能性の話になってしまいますが、女性の中には「挿入」は要らない、痛くて無理、ちんちんを入れることがすべてだと思うんじゃない！という人もいますよね？
セックスに何を求めるか、それは「スキンシップによる愛情表現」「愛されているという実感」「とにかく意識をぶっ飛ばしてしまいたい」という気持ちではないですか？

そんなとき、トランスジェンダーの彼というのは、普通の男性よりも都合がいいです。
普通の男性よりも優しく、時に高圧的に、積極的にアプローチしてきます。

トランスジェンダーの彼は、「おちんちんがない」ことにとてもコンプレックスを感じています。
いつも「ちんこ欲しい」と思っています。（誤解されそうなセリフですが、自分についていたらいいのに、という意味合いです）

でも実際、それはなかなか無理な話です。
手術したところで、機能させることは今の医術ではむずかしいです。
いつか…とは思いつつも今、どうするよ？という方が大事ですよね。

ですので、普通の男性よりも「どうしたら女性に気持ちよくなってもらうか」をものすごい研究します。
ちんちんがない代わりに、出来ることや、してあげられることを徹底的に探します。

そうなると、結果どうなるのか、と言いますと。
一般的な言葉で言えば、セックスに関してとても詳しい「変態」の出来上がりになるわけですが(笑)
そうだとしても、「どうしたら相手に満足してもらえるか」という気持ちが根底にあることを忘れないでくださいね。

そんな彼の気持ちに便乗することで、普通の男性とのセックスとは全然違うところへ連れて行ってもらえるのです。

４．セックスだけじゃなく、精神的にも満たされやすい

身体だけではない、精神的な部分でもそうです。
トランスジェンダーは、体が欠けてしまっている分を精神的な部分でも補おうとしてくれます。

「おちんちんがないコンプレックス」は、トランスジェンダーにとって「彼女をつなぎ留めておくため」のパワーに切り替わります。
男女のセックスを経験した女性というのはやっぱり、おちんちんにはかなわないところはあると思います。
物足りなさを感じてしまうこともあるでしょう。

と、トランスジェンダーはちゃんと自覚しています。
だからその分を何とかして埋めようとします。

ムード作りや、普段の接し方、デートでも献身的に尽くしてくれることが多いでしょう。
彼の出来る範囲でやれることすべてをぶつけてきてくれるのは、嬉しいことではありませんか？

５．見た目は普通の男女カップル

トランスジェンダーの彼は、「女ではない」という自覚のもとでいますので、普段の服装は男っぽい感じになっています。
人やセンスにもよりますが、女から遠ざかるような服装ですので、普通の男女のカップルに見えることの方が多いです。
レズビアンと違って、ホテルなどにも入りやすいですし、デート中に人目を気にせずにいられます。
普通のカップルとして見られたい、けれど男の人とはうまくいかない、という人にはもってこいですね。

まとめ

こうしてみると、女性にとっての幸せって何だろうなと思います。
一般的に考えれば、好きな彼とセックスして子供ができて家庭をつくって…というのが幸せだとされていますが、それはあくまで誰かが考えた誰かの幸せです。
普通の男女でも、いろんな事情でそれができないことの方が多いですよね。

トランスジェンダーとお付き合いするというのはそんなに特別なことでもないのかもしれません。