2018年9月5日 更新

【百合漫画で解く】性別無視こそ本当の意味のジェンダーレス【LGBT】

最近TVドラマ化が決まった「ふたりモノローグ」という漫画、ご存知ですか?女子高生ギャル・御厨みかげと同級生の根暗オタク・麻積村ひなたのすれ違う心模様はまさにジェンダーレスそのもの!そこに性別と言う壁は一切ない描かれ方に真のジェンダーレスを感じます。

最近TVドラマ化が決まった「ふたりモノローグ」という漫画、ご存知ですか?

女子高生ギャル・御厨みかげと同級生の根暗オタク・麻積村ひなたのすれ違う心模様はまさにジェンダーレスそのもの!

そこに性別と言う壁は一切ない描かれ方に真のジェンダーレスを感じます。

「ふたりモノローグ」って?

ふたりモノローグ

ふたりモノローグ

ツナミノユウ 作
電子漫画アプリ「サイコミ」で連載中の「ふたりモノローグ」ですが、
そこに描かれる二人の女子高生の関係に真実のジェンダーレスを見ました。
『ふたりモノローグ』は、ツナミノユウによる日本の百合漫画作品。2016年10月15日より『サイコミ』(講談社)にて連載中。
地味でネクラな女子高生、麻積村ひなた。ある日の授業中、彼女は隣の席に座るクールなギャルが小学生時代の友人、御厨みかげであることに気が付く。当時とは雰囲気が大きく変わっていたみかげに内心おどおどしながらも、もう一度友達になろうとしたひなた。そんな彼女に対し、みかげのとった行動とは。お互いを思うがあまりすれ違う2人の学園コメディが幕を開ける。
パッと見、「なんだ、ラブコメ風百合漫画か。日常のほほんみたいなかんじで、ふわっとした恋愛要素が読者にゆだねられるような展開なんでしょうよ、どうせ」と思って読み始めました。

女子高生の日常が描かれる漫画であることに間違いはありません。

舞台もほぼ学校の教室、休日は街に出かけたり、運動部の子の応援に行ったりといった風景が描かれており、基本的には学園のほほんの展開です…が

どの辺がジェンダーレスなの?

他のラブコメや日常のほほん系漫画と違うところは

「モノローグが異様」と言うところ。

「ふたりモノローグ」というタイトルなだけあり、話の展開はほぼほぼモノローグ(キャラの心情を文字にし、表現する形)ですべてを引っ張っています。

ツナミノユウさんの言葉選びが卓越過ぎて、見える日常は普通の学校生活のはずなのに、ものすごいファンタジー性と異常さを含んだ作品になっています。

百合漫画ということなので、女子高生同士の恋愛にジャンル分けされるのですがこれまでの百合漫画と言うのはどこかで「女性同士」に対する「背徳感」を持っていたり「性への好奇心」として女の子同士の恋愛が描かれることが多いのですが、「ふたりモノローグ」で描かれる恋愛はまず

「ひなたちゃんが好き」という御厨みかげの揺るがない気持ちがモノローグを異様なものに昇華しています。

あくまでも「ひなたちゃんが好き。どうにかしたい」であり、みかげの心境に「女の子同士だから」という、背徳感やつまらない野暮さは一切ありません。

そして、彼女にとってはハナから「女性同士」であることの弊害は考慮さえされません。

もちろん、学校生活には男子もいますし、みかげは男子に一目置かれるようなギャルですのでみかげを好きになる男子もいるし、外に出れば男が声をかけてきます。

プールに入るなんてことになったら、男子の視線はみかげにくぎ付けになるほどですがみかげはそれは気に留めることなく、「ひなたちゃんの水着鑑賞」の方が気になってしょうがないといった始末。

こうした、ギャルみかげの心のありようこそが、真のジェンダーレスなのです。

ドラマ化+地上波放送開始

一般の読者からすれば、ただの百合漫画のように見えるかもしれませんが、
こんなコメントを見つけました。
ガタリ
2017.11.18
告るにあたっての障害に性別が一切含まれていないのすき
ちなみに、麻積村ひなたの方は、10年前に失敗したみかげとの友達関係を何とか修復しようと、みかげと仲良くしたいという気持ちだけなので、恋愛感情ではないところで、

みかげの恋愛感情とのすれ違いが非常にコミカルな作品で人気急上昇中です。
そんな「ふたりモノローグ」、2017年10月からAbemaTVにて、ドラマ化、配信開始され
youtubeでも「Cygamesチャンネル」にて配信中です。

さらに2018年1月からは地上波(TOKYO MX)でも放送開始となりました。

ふたりモノローグ 第1話 「隣の席の元・親友」 10月よりAbemaTVにて放送!

これからのLGBT理解に必要なこと

作品自体もとても面白いものですが、

ジェンダーと言う観念からしても、画期的な視点を持っているツナミノユウ先生の「性別無視」という表現はこれまでの百合漫画にはなく、いまのLGBT理解には必要なことではないでしょうか?

そもそもなぜLGBTという新しい言葉が必要だったのか、と言えば、同性愛や両性愛、または心の性に対する理解を深めてもらうためです。

LGBT当事者にとって、本当に理解してもらう最終地点はLGBTと言う言葉を理解してもらう事ではなく、「性別を一切無視してもらえる」ということなのです。

女子大生の会話に普通に「彼女がさ~」「彼氏がさ~」が混在していたり家族が自然に「お父さん二人」「お母さん二人」であることが受け入れられたりといった、現在の「普通」の範囲が、今以上に大きなものになることなのです。

真のジェンダーレス社会というのは、知ってもらえるだけでは成り立ちません。

まだまだ序の口。

「ほら、私ってジャンルでいうとギャルじゃん?」みたいなノリで同性愛者であることや性別を超えた存在であることを気軽に話せる世の中になったら…

本当の人間愛がそこに生まれる、素敵な社会となるでしょう。

まとめ

今回は「ふたりモノローグ」から、真のジェンダーレスについてちょっと真面目にお話させていただきました。

「性別無視」が全LGBTを救う事、わかって頂けたかと思います。

さて、「ふたりモノローグ」、漫画ではみかげがかなり過激な変態っぷりを(頭の中で)披露してくれていますが、ドラマではどんな風に描かれているのか、ぜひチェックしてみてくださいね。
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