LGBTの苦悩や人生を手っ取り早く理解するには、映画を見るのが一番でしょう。ドラマチックな作品から、ショッキングなものまで様々!でも、本当にこんな人生を送っている人もいるってこと、知るだけでも面白いと思いませんか?
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
旧東ドイツ生まれの性転換ロック・シンガー、ヘドウィグが、幼い頃に母から聞いたプラトンの「愛の起原」にあるような自分のかたわれ(=愛)を探して全米各地を巡る物語
HuluやAmazonプライムビデオでも視聴することができる作品です。
男性から女性に性転換をしたロックシンガーの話で、全体的にとても不思議な雰囲気を漂わせています。その独創的な雰囲気に思わず飲み込まれるような感覚に。
プラトンの「饗宴」を題材にしているというのも、文学的でかつ、知性的な作品になっています。
けれど、目に入ってくる映像がドラアグクイーンのような見た目の彼。
その何とも言えないギャップが芸術作品として成立している部分で、全世界で高い評価を得ています。
男性から女性に性転換をしたロックシンガーの話で、全体的にとても不思議な雰囲気を漂わせています。その独創的な雰囲気に思わず飲み込まれるような感覚に。
プラトンの「饗宴」を題材にしているというのも、文学的でかつ、知性的な作品になっています。
けれど、目に入ってくる映像がドラアグクイーンのような見た目の彼。
その何とも言えないギャップが芸術作品として成立している部分で、全世界で高い評価を得ています。
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ: (字) ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ - Hulu
東西冷戦時代の東ドイツに生まれた少年ハンセル。母と二人暮らしの彼の夢は、自由の国アメリカでロックスターになることだった。ある日、彼は米兵から結婚を申し込まれて、性転換手術を決意する。しかし、手術のミスで股間には“怒りの1インチ (アングリー・インチ)”が残ってしまう。彼は、名前をヘドウィグと変え、何とか渡米するも米兵には結局捨てられてしまうが…。
ボーイズ ドント クライ
ネブラスカ州のリンカーンに住むブランドンは、性同一性障害で、身体的には女性ながら本人の性自認は男性である。
軽犯罪を犯したために街を出る必要に迫られたブランドンは、フォールズタウンという街でジョンとトムという二人のならず者に出会う。ブランドンはジョンの愛人の娘のラナと恋に落ちるが、ある事件がきっかけでブランドンが身体的に女性であるということが明らかになってしまう。
20歳のブランドンの、短い生涯を描いた作品です。
FTMであるブランドンが、様々な迫害を受けて、レイプをされたり、それを取り調べる警官にバカにされたり、と終始辛いシーンが続くショッキングな映画です。
自分の心の性別と体の性別の違いで起こるトラブル、それによってどんどんボロボロになっていくブランドン。
恋に落ちて、恋人同士になっても結局は幸せになれないまま…
ハッピーエンドではないところが、よりリアリティを感じさせる作品となっています。
FTMであるブランドンが、様々な迫害を受けて、レイプをされたり、それを取り調べる警官にバカにされたり、と終始辛いシーンが続くショッキングな映画です。
自分の心の性別と体の性別の違いで起こるトラブル、それによってどんどんボロボロになっていくブランドン。
恋に落ちて、恋人同士になっても結局は幸せになれないまま…
ハッピーエンドではないところが、よりリアリティを感じさせる作品となっています。
ボーイズ・ドント・クライ (字幕版) - YouTube
第72回アカデミー賞主演女優賞に輝いた、ヒラリー・スワンクの演技に注目! 衝撃の実話に基づくセンセーショナル・ムービー! アメリカ、ネブラスカ州。無邪気な笑顔で女心をくすぐる美少年のブランドンは刑務所帰りの二人の男と知り合い、仲間として受け入れられていく。恋人もでき、万事順調と思った矢先、昔の事件がもとで彼の秘密...
私はこれ、映画館で見たんですけど、帰りは自転車に乗ることもままならず、人目もはばからず号泣&嗚咽で、通りすがりの人に「?」と思われながら帰りました(笑)
何処をどう切っても幸せのない、正直2度目は見られない作品です。
バッドエンドすぎて、自分がFTMで本当に大丈夫か、不安に思ってしまう程でした(とはいえ、覚悟のようなものも出来ましたが)。
1回で十分です。でも、トランスジェンダーに興味を持ったならば、見ておいて欲しい作品です。
何処をどう切っても幸せのない、正直2度目は見られない作品です。
バッドエンドすぎて、自分がFTMで本当に大丈夫か、不安に思ってしまう程でした(とはいえ、覚悟のようなものも出来ましたが)。
1回で十分です。でも、トランスジェンダーに興味を持ったならば、見ておいて欲しい作品です。
ミルク
まだ同性愛が市民権を得ていなかった時代。ハーヴィー・ミルクは社会の不平等を改革すべく行動を起こし、自らゲイであることを公表すると同時に同性愛者の公民権獲得や地位向上のために立ち上がる。
1970年代のアメリカが舞台の作品。
マイノリティのために戦った政治家ハーヴィー・ミルクの人生最後の8年間を描いています。
LGBTへの差別問題だけではなく、黒人やアジア人、高齢者、児童、低所得労働者などの社会的弱者救済のために活動した政治家ハーヴィー・ミルクさんですが、たくさんの理解者を得ると同時に、たくさんの敵対する人間も出てきてしまいます。
対立が激化していく中で、命の危険を感じたハーヴィーの遺言をもとに作られたドキュメンタリーになっています。
マイノリティのために戦った政治家ハーヴィー・ミルクの人生最後の8年間を描いています。
LGBTへの差別問題だけではなく、黒人やアジア人、高齢者、児童、低所得労働者などの社会的弱者救済のために活動した政治家ハーヴィー・ミルクさんですが、たくさんの理解者を得ると同時に、たくさんの敵対する人間も出てきてしまいます。
対立が激化していく中で、命の危険を感じたハーヴィーの遺言をもとに作られたドキュメンタリーになっています。
ハーヴェイ・ミルク 1/3 ニコニコ動画
ハーヴェイ・ミルク 1/3 [歴史] アカデミー最優秀長編記録映画賞を受賞したドキュメンタリー。サンフランシスコの市政執行委員・ミ...
政治家が声を上げることで、ものすごい理解者たちが増えるんだなぁと、あらためて政治家さんの力を確認できる作品です。
どのくらい命を懸けて戦っているかもわかります。
こういう人が増えてくれれば、日本ももっと理解者が増えるはずなのに…と思いつつも、本当の意味で命がけって難しいですよね。
全体的に爽やかめに作られている作品ですので、見やすいと思います。
ゲイ作品なのに、あまりそれを感じさせないのもいいところですね。
どのくらい命を懸けて戦っているかもわかります。
こういう人が増えてくれれば、日本ももっと理解者が増えるはずなのに…と思いつつも、本当の意味で命がけって難しいですよね。
全体的に爽やかめに作られている作品ですので、見やすいと思います。
ゲイ作品なのに、あまりそれを感じさせないのもいいところですね。
キャロル
1950年代のニューヨーク。テレーズはデパートで働いていたが、将来は写真家になることを夢見ていた。クリスマスを目前に賑わうデパートの玩具売り場で、テレーズがキャロルという人妻に出会ったのはそんなときだ。稀に見る美しさと気品、そして寂しさを湛えた表情の持ち主である彼女に、テレーズは魂を奪われてしまう。
2015年の作品で、レズビアンを描いた作品。美しくはかなく、きらびやかな映像がとても印象的な作品です。自分らしさとは何か、正直に生きていますか?そんなメッセージを感じます。
ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラがそれぞれアカデミー賞主演女優賞、助演女優賞にノミネートされた話題作で、とても美しい作品に仕上がっています。
しかし、美しいだけではありません。
女優の演技力や、見てくれだけの美しさを感じるだけなら、他の作品でもありますが、この映画は違います。
賞賛されるだけのことはある、そういう作品です。
ケイト・ブランシェット、ルーニー・マーラがそれぞれアカデミー賞主演女優賞、助演女優賞にノミネートされた話題作で、とても美しい作品に仕上がっています。
しかし、美しいだけではありません。
女優の演技力や、見てくれだけの美しさを感じるだけなら、他の作品でもありますが、この映画は違います。
賞賛されるだけのことはある、そういう作品です。
キャロル(字幕版)をAmazonビデオ-プライム・ビデオで
4.2 | 1952年、ニューヨーク。高級百貨店でアルバイトをするテレーズは、クリスマスで賑わう売り場で、そのひとを見た。鮮やかな金髪、艶めいた赤い唇、真っ白な肌。ゆったりした毛皮のコート。そのひともすぐにテレーズを見た。彼女の名はキャロル。このうえなく美しいそのひとにテレーズは憧れた。しかし、美しさに隠されたキャロルの本当の姿とは・・・・・・。不幸な結婚、偽りの人生、何より大切な娘を夫に奪われようとしていた。それを知ったとき、テレーズの憧れは思いもよらなかった感情へと変わってゆく・・・・・・。(C)NUMBER 9 FILMS (CAROL) LIMITED / CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION 2014 ALL RIGHTS RESERVED
豪華できらびやかな雰囲気の作品なので、見ているだけでも「ほぅ」となってしまいます。
気持ちの錯綜や葛藤を「言葉」よりも「仕草」などで感じることができるので、とても作品に没頭しやすいです。
夢を見られます。
見終わった後も、まだ夢の中にいるような感覚になり、多くの評論家も「溜め息」を思わずこぼす程だと絶賛しています。
何度も見たくなるレズビアン映画、これで決まりです。
気持ちの錯綜や葛藤を「言葉」よりも「仕草」などで感じることができるので、とても作品に没頭しやすいです。
夢を見られます。
見終わった後も、まだ夢の中にいるような感覚になり、多くの評論家も「溜め息」を思わずこぼす程だと絶賛しています。
何度も見たくなるレズビアン映画、これで決まりです。
まとめ
いかがだったでしょうか?
トランスジェンダーMTF、FTM、ゲイ、レズビアンと一作品ずつ選んでみました。
新しめの作品ばかりですので、映像も見やすいはずです。
各リンクは一番手軽にみられるであろう、動画サイトにつながっています。
他にもLGBTを取り上げた海外映画はたくさんありますので、ここからいろんな映画を見てみると、より一層、LGBTへの理解が深まるでしょう。
トランスジェンダーMTF、FTM、ゲイ、レズビアンと一作品ずつ選んでみました。
新しめの作品ばかりですので、映像も見やすいはずです。
各リンクは一番手軽にみられるであろう、動画サイトにつながっています。
他にもLGBTを取り上げた海外映画はたくさんありますので、ここからいろんな映画を見てみると、より一層、LGBTへの理解が深まるでしょう。
20 件
プラトンの「饗宴」を読んだことがなかったので、早速買いに行って本まで読んでしまいました。
愛とは何か、とても考えさせられる作品です。