前編記事では、女性を知り尽くすと言っても過言ではない、“元祖エロメン”ことセクシー男優の一徹さんに男優を目指したキッカケや仕事について、また女性向けAV作品と男性向けAV作品の違いについてお話を伺いました。
後編記事の今回は一徹さんのセックス観を伺いました。また、セックスでマンネリになった時の対処法や奥手女子の方へアドバイスを頂きましたよ。悩める女子、必見です!
また、本記事の最後には素敵なショットも!ぜひ最後までご覧下さい。
一徹(いってつ)
数々の女性向けAV作品で活躍する人気セクシー男優。通称エロメンとも呼ばれる。
2017年1月に女性向けAV作品を数多く手掛けるSILK LABO(シルクラボ)の専属男優を卒業し、益々の活躍を期待されている。
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一徹さんの考えるセックスとは?
編集部:一徹さんにとってセックスとはどういうものだと思われますか?
一徹:これは本当に申し訳ないんですけれど、色々なんですよね。
僕は仕事、職業としているので生きる糧でもありますし、単純に気持ち良いという思いもありますし。
でも「気持ち良い」という自分の気持ちばかり優先していると、それが相手にとって傷つけることになったりもするので、色々なものが連なってずっと続いているような感じがしますね。
“愛のあるセックス”とはどういうもの?
編集部:“愛のあるセックス”とはどういうものだと思われますか?
一徹:僕もわからないんですよ。
僕のプレイを“愛があるセックス”と言って下さる方もいらっしゃいますが、きっと“愛があるセックスをしているように見える”だけだと思いますよ。
そもそも「愛」がよくわからないですし。
編集部:そうなんですか?
ごめんなさい、プライベートな話になりますが、奥様には「愛している」とおっしゃらないんですか?
一徹:言いません。
編集部:ええと、それは伝えられた方が良いのでは?
一徹:「好き」は言えますが、「愛している」は重い感じがするんですよね。
編集部:「愛おしい」と感じた時に「愛している」と使うこともありますが、そういう時はなんと?
一徹:そういう時は、「可愛いなあ」って言います。
「愛している」だとその人の全人生を背負い込んでいるような感じがして、そこまで言葉に責任を持てるのかなと思ってしまって。
例えば、「あの時“愛している”って言ったのに」と言われても、その時は確かにそう思ったかもしれないけれど、その言葉の意味がずれたり、全人生、どんな時でもそう思えるかとは…。
もし、そうなら、行動で示すべきじゃないですか?
だから言えない感じがします。言ったら嘘臭いと思ってしまいます。
編集部:確かにそうかもしれませんね。
一徹:また、僕のことを“愛がある”と言って下さるのは、もしかしたらプライベートのセックスをないがしろにされているのかもしれませんね。
セックスは二人のもので、二人ですることだから、もし不満があれば女性も言ったり、して欲しいことを相手にしてみたりすると良いかもしれませんよね。
編集部:恥ずかしさもあると思いますが、女性は、自分からこうして欲しい、ああして欲しいと要望を伝えることで、男性に変な風に見られたらどうしようと考えて、言えないという場合もあるのではないでしょうか。
一徹:言い方を変えてみたら良いですよね?
例えば、手マンが激しくて痛かったら、「貴様の手マンがヘタクソだから痛いんじゃ!」ではなくて、「私が敏感だから、優しくして」みたいな感じで言うと、誰も傷つけないじゃないですか。
お互い上手く、こうしたら良いのかなと。(手のひらで転がす仕草)
それでも通じない奴は、もうグーパンで良いんじゃないでしょうか。
編集部:(笑)
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一徹さんから女性へのアドバイス
セックスがマンネリになった時の対処法は?
編集部:もしもセックスがマンネリになった時、どうしたら良いんでしょうか? 何か打開策があれば教えて下さい。
一徹:まずはセックスレスになったからといって、自分が人間的に劣っているとか、欠けているんじゃないかとか、全く思わないようにして頂きたいと思いますね。
おそらく社人研(※1)とかに出ていると思いますが、結婚されている方の大体7割はセックスレスという客観的なデータもあるようです。
プラス親に申し訳ないと思いながらも性欲が勝ってしまう男優でさえ、セックスレスの人が多いです。
(※1.社人研…国立社会保障・人口問題研究所のこと。人口研究・社会保障研究などを行う厚生労働省の施設等機関)
編集部:そうなんですね。
一徹:こんなに性欲が強くてもそうなる場合があります。なので、劣っているなんて考えない。
次に、じゃあ、劣っていないんだと思って、その上でハードルを下げる。
例えば、今までどのくらいブランクがあったのか、おそらく人それぞれだと思うんですけれど濃厚なセックスから遠ざかって3年だったら、ハグだけとかスキンシップから、1日10分、1分でも良いから少しずつ始めてみる。
それだけでも良いですけど、ありがとうって思ったことは素直に言葉に出すとか、そこからですよね。
他にはセックスをあまり神聖なものに考えない。
周りの人でいらっしゃいますか?セックスレスの方って。
編集部:セックスレス…まだ、いないような気がします。
一徹:独身で別々の家から会っていた時は、皆、それぞれお化粧したりだとか、洋服買ったりだとか、美容院に行ったりしてお洒落になりますよね。
ちょっとお洒落なホテルや温泉に行ったりして、色々ときめくための仕掛けをフル動員していたのが、結婚するといつも一緒でそれが日常になっちゃうじゃないですか?
そうするとドキドキがなくなっちゃうので、とにかくハードルを下げる。
いつも夜にセックスしていたのを、朝でもいいから時間があったらする。
前戯も丁寧にしなければいけないとかじゃなくて、ちょっとで良い。発射もしなくて良い。とにかくハードルを下げることが大事だと思います。
あとは場所を変えるとか。
編集部:なるほど。
一徹:とても感心した話があるんですけれど、どうやったらセックスレスにならないかを考えた時にときめきを出す(と答えた)派はシャンプーを変えると言っていました。
編集部:シャンプーを変える?
一徹:一緒に住んでいてもシャンプーは分けているらしいです。「匂い」ってやはり大事だから。
同じ匂いじゃない方が新鮮、というより非日常さが出るのでしょうね。
あとは裸でうろうろしない。安っぽくなって、日常になっちゃうらしいです。
編集部:変化を持たせるということですね。
一徹:それ以外には、セックスをいやらしいモノや、ときめきと捉えるのではなく、食事や歯磨きのように考える派もいるらしいです。
編集部:歯磨き?
一徹:歯を磨くような感覚でセックスをして、セックスというもの自体を下げる。
この人たちの方が意外にもセックスレスじゃないらしいです。
このセックス歯磨き論はピンク先生(※2)という方の著書が詳しいです。
(※2.ピンク先生…ロマンスライター。様々な媒体でセックスに関する記事や書籍を執筆)
編集部:習慣化しているということですね。
一徹:はい。この2つのうち、どちらかですね。
編集部:ときめきを演出する、もしくは習慣化させる、この2つがおすすめ、ということですね。
一徹:はい。
奥手女子が男性を誘うにはどうすれば良い?
編集部:奥手な女性が、恥ずかしくて男性を誘えないというとき、どういう風に誘ったら良いでしょう?
一徹:たぶん、周りの先輩方に1人ぐらいは、きっとそういうことに上手い方がいらっしゃると思うので、その方に素直に聞いた方が良いと思います。
編集部:女性の先輩に聞く?
一徹:はい。僕は男優に入るまではまさにそういう、女の子に声を掛けても断られたらどうしようと思って、何にもできないタイプだったので。
編集部:そうなんですか?
一徹:はい。ムッツリだったので。
夏はテニス、冬はスキーみたいなオールラウンドサークルを見て「ムカつく!」と思っていましたから。
編集部:(笑)
一徹:本当に。
でも、そういう考え方って、さもしいじゃないですか?自分が羨ましいだけの裏返しですから。
素直に良いところは良いと認めて、羨ましいところは今すぐ真似した方が良いと思います。
編集部:変わってみる、ということですね。
一徹:それをやるだけでちょっと変わるんですけどね。モテるようにはなるじゃないですか?
でも、モテることと、自分の好きな人と結ばれることとはまた違うので、そこでまたちょっと違ったりはすると思うんですけど。
編集部:そうですね。
一徹:まずは、ファッション雑誌で良いなと思う人のファッションを丸ごと真似たり、ライフスタイルを真似てみる。
女の人は自分のファッションを変えることを「格好悪い」と思うかもしれないですけど、コスプレ感覚だと思って気軽に変えてもらった方が良いと思います。
外見じゃなくて、本当の内面を見て欲しいんだと言っても、入り口は外見ですから。まずはそこからですよね。
セックスの不満はどう伝えたら良い?
編集部:例えば、女性が濡れにくくてローション等を使いたい場合、女性から男性側に伝えても良いのでしょうか?
一徹:全然、言ってみて良いと思います。
編集部:その時に男性に引かれたりはしませんか?
一徹:僕たち男性の世界で「濡れている=感じている」、「濡れてない=感じていない」という刷り込みが、エロ漫画等で中学生から脈々とあるので、その誤解を解いてあげることが必要ですよね。
ホルモンの周期や緊張で濡れないこともあるので、決してあなたのせいではない、と伝えてあげる。
あとは、加齢も原因にあるんですよね?水分の補給が足りなくて。
だからあなたが原因じゃない、というのを伝えた上で、ローションを使いたいと言えば、問題ないと思います。
編集部:なるほど。恥ずかしくてなかなか言えない女性もいると思うのですが、言ったことによって変わる方がお互いのためにも良いですよね。
一徹:はい。ただ、それも信頼関係が出来てからですね。
編集部:信頼関係?
一徹:この人はどこまで言って良いのか、というのを見極めてから伝える方が良いと思います。
相手が傷つきやすい人だったら、「ウェットトラスト(※3)」というチューブ状で事前に入れておけるローションもありますから、そういうものを利用すると良いかもしれません。
利用しつつ、何かのきっかけで「実はあなたのこと傷つけたくなくて、こうしていたんだけれども、本当はこうなんだ」と言うのが良いと思います。
それでも受け入れてくれない人はもうこっちから願い下げで良いんじゃないでしょうか。
(※3. ウェットトラスト…潤い不足による性交痛を解消させる潤滑ゼリー)
編集部:なるほど、事前に準備できるならしておいた方が良いと。
一徹:この人はどのくらいメンタル弱いのか、ということがわかってから、伝える方が良いと思います。
すみません、面倒臭くて。
編集部:(笑)
一徹:もし逆だったらどうですか?
例えば、いざ挿入という時にちょっと待ってねと言ってピルケースを出してきて、「バイアグラ、ないとダメなんだ」って。
「ごめんね。君が悪いわけじゃないんだよ」と言われたらどうですか?
編集部:ショックですね。(笑)
一徹:(笑)
なので、こういうことですよね。
そこはまあ、お互いの信頼関係で持ちつ持たれつで。
相手の立場になったらどう思うのかというのを考えて、いろいろ変えてみたら良いと思いますよ。
悪い男性に捕まらないようにするには?
編集部:女性が悪い男性に捕まらないよう、男性のこういうところは注意した方が良い、こういう男性は交際するまでに考えた方が良いよというポイントとかはありますか?
一徹:これはもう、本当に申し訳ないんですけども、男性の方はその子のことが好きでセックスがしたいのか、ただセックスがしたいだけなのかはセックスをする前はわからないんですよ。
一徹:セックスをした後に賢者タイムが訪れるんですけれど、その時にこの人愛おしいなあ、と思う時と、そうでない時があるかもしれないので。
編集部:男性自身もセックスする前はわからないんですね?
一徹:というより気持ちがブレンドされていますよね。好きとセックスしたいって。
純粋に好きだけを抽出するというのは出来ないと思います。
セックスが削ぎ落とされて初めて、どのくらい「好き」が残っているかがわかるので。
編集部:なるほど。
一徹:ただ、セックスしてみないとわからないけれども、どうしても引っかかりたくないなら、3回ルールというのがあって、3回ご飯の誘いを断ってみても、それでもついてきてくれる人を選ぶと良いかもしれません。
詳しくは「THE GAME(ザ・ゲーム)(※4)」という本があるんですが、その本にどうしたら女の人を口説けるかというのが書いてあるんですよ。
その逆をすれば、怪しい人をペッとはじけるじゃないですか?(手ではじく動作)
…でも、あまりに防御力が強すぎても、それはそれでどうなんでしょう?
寂しくはないのかなと思ってしまいますね。
初めはお互いに未熟で、いろいろ傷つけられたり、傷つけたりして、成長していくじゃないですか。
ずっと防御していると、いつまでもすごろくのマスを進めないまま、どんどん知らない間に浦島太郎になっちゃう感じがして、大丈夫なのかなと思います。
(※4. THE GAME…ニール・ストラウス著のナンパ師を題材としたノンフィクション作品)
編集部:試してみないと結果がわからないというところもありますからね。
一徹:防御したいならTHE GAMEを読んで対策を練るのがイチコロだけど、それで満足なのかなというところが疑問なところです。
女性の幸せが男性に依存している部分が大きいのかなと思うから。
自分で幸せを掴めるように、経済的な自立だったり、精神的な自立が出来ると良いですよね。
読者へのメッセージ
編集部:最後にガールズポリッシュの読者に何か伝えたいことはありますか?
一徹:こういった女性の性に対するお話は、すごく大事なのでどんどんして良いと思います。
しなければいけない話もあるじゃないですか。
コンドームはしないといけないとか、伝えなきゃいけない大事な知識です。
ぜひ下ネタだからと言って防御しないで、少しずつ、少しずつ免疫を付けていって欲しいと思います。
前編、後編と2回にわたり、お送りした一徹さんのインタビュー記事、いかがでしたか?
セックスがマンネリになった時の対処法や、セックスの不満についてどう伝えるかという答えづらい質問にも親身になって考え、アドバイスを下さいました。
こういった質問は女性の間でもなかなか話しづらいもので、男性から意見をもらうという機会もそう多くはないように思います。とても貴重な意見となったのではないでしょうか。
もし、同じような悩みを持っていらっしゃる方は、ぜひ参考にして下さい。
インタビュー記事最後の今回は、一徹さんの素敵なショットでお別れしたいと思います。
今後もガールズポリッシュ編集部では様々な取材を行っていきますので、お楽しみに!
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