2018年10月17日 更新

女性を知り尽くす、元祖エロメン【一徹さん】にインタビュー!<前編>お仕事や女性向けAV作品について語る!

今回、ガールズポリッシュ編集部では、女性を知り尽くすと言っても過言ではない、“元祖エロメン”ことセクシー男優の一徹さんにインタビューさせて頂きました。 インタビュー記事前編では、男優を目指したきっかけや仕事について、また女性向けAV作品と男性向けAV作品の違いについてお話を伺いました。

今回、ガールズポリッシュ編集部では、女性を知り尽くすと言っても過言ではない、“元祖エロメン”ことセクシー男優の一徹さんにインタビューさせて頂きました。
インタビュー記事前編では、男優を目指したきっかけや仕事について、また女性向けAV作品と男性向けAV作品の違いについてお話を伺いました。
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一徹(いってつ)

数々の女性向けAV作品で活躍する人気セクシー男優。通称エロメンとも呼ばれる。
2017年1月に女性向けAV作品を数多く手掛けるSILK LABO(シルクラボ)の専属男優を卒業し、益々の活躍を期待されている。


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男優へと進んだきっかけは?

爽やかな容姿で穏やかな印象の一徹さん。
そんな一徹さんはなぜ、男優の道へと進んだのでしょうか?

編集部:男優の道へ進んだきっかけは何だったのでしょう?


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一徹:きっかけはネットで応募したことですね。
当時、25歳だったと思うのですが、僕は会計士の資格試験の勉強をしていまして、数年と言いますか、行き詰っていたのでしょうね。気がついたらそちら(AV関係)の方にネットを彷徨って辿り着きまして、AV出演の求人を目にして「えいやっ」と応募したのが始まりです。
その時は汁男優と呼ばれるエキストラでした。

編集部:では男性向け作品のご出演が最初だったのですね。

一徹:はい。そこから縁があって、男優の仕事をさせて頂いたんですけど、2009年にSILK LABOという女性向けのDVDを作ろうというメーカーが声を掛けて下さいまして。
その際、マガジンハウスの「an・an」のセックス特集に付録のDVDで取り下ろしがあるので、演じてくれないかという話があり、出演させて頂いたら反響が良く、それがきっかけで女性向け作品の専属という、「セクシー男優」をさせて頂くことになりました。
なんだかんだ、5年近く出演させて頂いて、現在はフリーになりました。
なので、女性向け作品、男性向け作品の両方に出演させて頂いています。

編集部:もし、男優さんになっていなかったとしたら、どんな職業に就いていたと思いますか?会計士の道へと進んでいたと思われますか?

一徹:いや、おそらく社会不適合者になっていたと思います(笑)

編集部:(笑)
そんなことはないのでは?

一徹:いや、本当に。そう思います。
僕がちょうど会計士を目指していた当時は、会計の制度をアメリカの会計基準に変えようという流れで、ロースクール(※1)とかアカウンティングスクール(※2)とか会計士の人数を増やそう、これから会計士はどんどん忙しくなるという話だったんですよ。
それがリーマンショックを契機に会計士があぶれているという流れになって、合格しているにも関わらず、就職先が見つからないというニュースを見て、僕よりも優秀な方がそんな事態になっているとすると、社会不適合者になるしか道はないなと思いましたね。
(※1.ロースクール…法学教育機関。※2.アカウンティングスクール…会計分野を中心に展開する教育機関。)


当時を思い出しながら、詳しく話して下さる一徹さん。
もしリーマンショックが無かったら、今の一徹さんはいないと思うと、そこが大きなターニングポイントだったのかもしれませんね。


男優という仕事について

編集部:答えにくい質問だと思いますが、男優という仕事はどういう仕事だと思われますか?どういう気持ちで仕事を始めたのでしょうか?

一徹:いや、男優を始めた当初は、もう本当にすみません。
私利私欲のために。ベタに「女の人とエッチができて、お金がもらえる」なんて素晴らしい職業なんだろうと。


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編集部:(笑)

一徹:すみません。(笑)
本当に申し訳ないんですけど、当時はそういう気持ちで出演していましたね。
でも女性向け作品に出演させて頂くと、イベントに出させて頂く機会がありまして。
実際に僕の作品を買って下さった方がイベントにいらっしゃって、今、なかなか女性がセクシャルなことに対しておおっぴらに話題にできないという声を聞いたり、不満を旦那さんやパートナーに言えなかったけれどもDVDで解消できました、セックスレスが治りましたとか、夫婦生活を見直すキッカケになりましたとか、言って下さると本当にもう「やっていて良かった!」と思いますよね。

編集部:ファンの方の声が「男優をしていて良かった」と感じられるようなやりがいとなっているのですね。 では逆に男優をされていて損を感じたことはありますか?

一徹:損はですね、基本的にやってしまったことは振り返らない主義なので、あまり感じないかもしれないですね。
もしも感じるとしたらこれからだと思います。皆が皆、理解してくれる職業ではないと思うので。
例えば子供が大きくなった時に、仕事のことをなんて話すか、その時に子供がなんて受け止めてくれるか、とか。

編集部:そうですよね。

一徹:後は記録が一生残りますから。
インターネットがこんなにね、広がる以前のものなので。
たまにニュースを見ると、例えば今、インスタグラムでピースマークをしたらダメだと。
指紋が全部残って、そこでいろいろな情報が解析されるというのを聞いて、僕とか指の指紋はおろか、お尻のしわまで全部映ってますから、これどうなっちゃうんだろう?という不安はありますよね。


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仕事の際に一番気にかけていることは?

編集部:仕事の際に一番気に掛けていることは何でしょう?

一徹:まず清潔感。女性のデリケートな部分を扱うお仕事をさせて頂いているので、初めて会った方に大丈夫だと思ってもらえるように、清潔感は大事にしています。
後は衛生面。定期的な性病検査だったり、手洗いうがいだったり、本当に基礎的なことなんですけれど。 …そう話しながら、今日、髭剃るのを忘れてきてしまいました、すみません(笑)

編集部:(笑)

一徹:後で修正してくれたらうれしいです。(笑)
いや、清潔感や衛生面は大事ですね。
とくに女優さんも例えばその、共演NGをする権利が女優さんにはあるんですけれども。
女優さんに聞くとやはり口臭がキツイとか、下半身が不衛生だったり、臭いが気になったりという理由でNGにされるという方もいるので。
他に気をつけているのは爪。内臓を扱うため何かあったらいけないので。


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編集部:相手の方を傷つけないように、ということですよね。

一徹:はい。


一徹さんの得意なテクニックとは?

編集部:続いて不躾な質問なのですが、一徹さんの得意なテクニックは何でしょう?

一徹:(小さな声で)無いんですよね、これが。


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編集部:そうなんですか?

一徹:これをやったら女性の方が完璧に落ちるというのは正直「無い」です。
だって、知らない人に、いきなり壁ドンを「ドーンッ」とやられたら、叫びません?!
「誰かあぁぁぁっ!助けてえぇぇぇっ!」ってなりません?

編集部:(笑)

一徹:知らない奴に頭ぽんぽんされて、カチンとこないですか?
なんで上から目線やねん、お前って。

編集部:一徹さんなら相手にそう思われないと思います。

一徹:(笑顔で)ありがとうございます!
…なので、正直「無い」と思うんですよ。
もし、あるとするなら、僕はどちらかと言うと、女の子とイチャイチャ楽しくエッチをするのが好きなので、そういったお仕事は多い、というぐらいですね。
得意とまでは言えないです。


好きな女性のタイプは?

編集部:好きな女性のタイプはどんな方でしょう?

一徹:これはもう、本当に何様だって言われそうなんですけれども、この機会に甘えさせて頂きますね。
「情緒が安定している女性」ですね。

編集部:情緒が安定している女性…。
…ええと、それは何か過去に苦い経験が?

一徹:いやもう、僕の器の足りなさがいけないんですけれども。
やはり女性の方はホルモンのバランスの関係なのか、急に体調不良になったりとか、僕は男性ですから良くわからず理解が出来ないので、そこをちゃんと癒してあげる、「器の大きい男」になりたいな、という意味で答えさせて頂いています。
顔などの容姿は特に気にならないですね。

編集部:なるほど。女性のそういう部分は理解しづらいこともありますよね。
では胸がキュンとする、女性の姿や仕草はありますか?

一徹:知り合って間もない頃は、お互いに良いところを見てもらいたいから一生懸命着飾ったり、お化粧したりするじゃないですか?
それから徐々にお互いを知っていくうちに、その方の違った一面が見られるとキュンとします。
例えば、綺麗になってるんだけれども、腋の下に毛がちょっとあったりとかキュンキュンしますね。


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一徹:今ぐらいの季節(インタビュー時:4月)は特に目にする機会がありそうですよね。
まだ薄着するかしないかぐらいですから。 難しいんですよね?たぶん。
(片腕を上げて腋を見せ、もう片方の手で指し示しながら)この窪んでいるところがあって、このちょうど裏側のところが上手く剃れていないのか、そこだけピョッと出ていて、それをこう指摘すると、「っんもう、やめてよっ」みたいなのがすごい可愛いですね。
(身振り、手振りで話す一徹さん。)

編集部:(笑)

一徹:つまりは恥じらいですね。

編集部:恥じらっている姿を見るとキュンとくるんですね。
…女性からすると、毛の処理が甘いというのは本当に恥ずかしいから隠したい部分ですけどね。

一徹:それが良いんですよね!

編集部:ええ?(笑)

一徹:見ても良いですか?

編集部:いえ、ダメです!(笑)


作品について

女性向けの作品と男性向けの作品の違いについて

AV作品をあまり見たことが無いという方のために、女性向け作品と男性向け作品の違いについて、お話を伺いました。


編集部:なんとなくイメージはできるのですけど、女性向けの作品と男性向けの作品の違いというのは何でしょう?

一徹:もう本当にざっくりと分けると男性向けの作品はムラムラするもの。
欲情しやすいものを目的に作られていて、男の妄想を表現しているものです。
女性向けの作品はどちらかというと「トキメキ」とか「キュンキュン」することをコンセプトに作られていますね。
なので、例えば「ムラムラする」よりも「キュンキュンする」ことが大事で、「セックス」よりも「そこに至るまでの過程」をすごく大事にしています。
対して男性向けの作品はそういう部分を早送りしてもいいし、イメージ(水着の女性が魅惑的に誘うような映像)から徐に絡みが始まったりするもので、男の妄想、支配欲、例えば顔にかけたい、イカせたい、という思いが詰まっています。


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編集部:男性向け作品は妄想や支配欲を満たすもので、女性向けの作品はどちらかというと、過程や思いを重視するもの、という感じでしょうか?

一徹:そうですね。
女性向け作品は、「大事にされたい」とか、好きな人に「ちょっと強引にされたい」という感じが好まれるみたいです。

編集部:ああ、わかりますね!

一徹:「好きな人」というのが大事なんですよね。じゃないと犯罪ぽくなっちゃいますから。
例えば、ちょっと俺様なんだけれども、実は不器用なだけでその人のことが好き、みたいな。
僕の世代で言ったら、矢沢あいさんの「天使なんかじゃない」という作品の…
須藤君(※3)ご存知ですか?
(※3.須藤君…須藤晃。矢沢あい著「天使なんかじゃない」の登場人物)

編集部:少し不良っぽいキャラクターですか?

一徹:そうです、そうです!
彼だとか、「ときめきトゥナイト」の真壁君(※4)のような感じ。
ガサツだけれども、実は一途というのが本当に王道なんだな、と思います。
実際にこんな人いない!と思うんですけどね。(笑)
やっぱりそういう脈々と20年以上受け継がれている王道と、普通に良い人の王道が人気ですね。
(※4.真壁君…真壁俊。池野恋著「ときめきトゥナイト」の登場人物)


編集部:一徹さんが出演されている作品はどちらが多かったですか?

一徹:どちらの役も多いですが、強引な方がSNSでの反響が大きいという印象です。

編集部:傾向がだいぶ変わってきているんですね。

一徹:そうなんです。
先ほどざっくり分けたと思うんですけれども、片方がキュンキュン、片方がムラムラだとしたら、それをSILK LABOでは3つのレーベルに分けていて、COCOON(コクーン)というモザイクが無い、キスだけで終わるような作品もあり、入門編として入りやすいものになっています。
SILK LABOはベーシックな作品、もう一つ上のレーベル、Undress(アンドレス)はキュンキュンにムラムラを足したような作品となっているんです。

編集部:段階を踏んで選べるようになっているということですよね?

一徹:はい。
なので、女性の性の意識も少しずつ変わっているんだな、と感じますね。

編集部:そうですよね。私たちも昔に比べて女性も性の意識が変わってきていると感じていますね。


ご自分の作品はご覧になりますか?

編集部:ご自分の作品はご覧になられますか?

一徹:仕事として見てはいますが、がっつり見るのは耐えられないですね。

編集部:恥ずかしくてなかなか見れない、ということでしょうか?

一徹:はい。
自分の主観ものとかは、何回か消しては落ち着いて再生して、また消してというのを繰り返しています。
基本的にそんなに進んでは見ないですね。

編集部:そうなんですね。
実は一徹さんの卒業作品を拝見したのですが、そのインタビューの中で、作品の思い出や感想を細かく語られていたので、チェックを怠らない、とても真面目な方なんだなと思いまして。

一徹:一応、見るようにはしています。撮影の時に話せないので。
でも恥ずかしいですね。


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今後の活躍について

SILK LABOをご卒業されましたが、今後の展望や夢があれば教えて下さい。

編集部:SILK LABOを今年の1月にご卒業されたと思うのですが、これからどういう風に活動したいという希望や、夢はありますか?

一徹:自分の中でも上手く説明できないのですけれども、ムラムラとキュンキュンがくっつく“何か”が出来たらいいなと思いますね。
難しいと思いますが、そういった部分で女性の方のお手伝いをできたらな、と思っています。

編集部:では男優さんのお仕事に戻られるということですか?

一徹:実はもう出演させて頂いています。

編集部:もう、戻られているんですね!なるほど。
以前、出演されていた劇団Rexy※5さんの舞台などは今後出演される予定はないのでしょうか?

(※5劇団Rexy …SILK LABO、GIRL’S CHが立ち上げた劇団。)

一徹:ご縁があったら、出演してみたいと思いますが、今は環境に慣れる事で精一杯という感じです。


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インタビューの前編はここまで。
答えにくい質問も一つ一つ丁寧に、時に気さくでユーモラスに答えて頂き、インタビュー中は一徹さんの人柄の良さを感じました。
女性向けAV作品や男性向けAV作品の違いについては、両方の出演経験から非常にわかりやすい説明で、作品を見たことが無い方でもすんなりとイメージできたのではないでしょうか?
一徹さんの作品に興味を持った方は是非チェックしてみて下さいね。その世界観に思わずハマってしまうかもしれませんよ!

次回は一徹さんから見たセックス観や女性へのアドバイスをお送りします。
親身になって答える一徹さんのアドバイスをお楽しみに!

↓一徹さんの作品はこちら(鈴木一徹ベスト4時間 女を本気にさせるハメ撮り)

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